讃岐七富士−2

江甫草山・爺神山・六ツ目山・白山

琴弾海岸から江甫草山を望む


【行程】 12/18(日)晴れ [琴平7:40==羅漢寺8:55−江甫草山9:13−羅漢寺9:30==太子堂10:04−爺神山10:20−太子堂10:33==飛びざる11:40/11:55==お墓12:20−六ツ目山12:48−お墓13:07==白山神社13:47−白山14:02−白山神社14:18==香南楽湯15:07/16:00==高松空港16:10/18:37=(JAL1410)=羽田19:40]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗


【江甫草山】有明富士(153m)

○朝起きてテレビを点けると四国の高速道路は雪のため全線不通ですって、慌てて外を見ると歩道は真っ白です。幸い表通りには大きな積雪は無いようですから予定通り出発いたします。ところが薄く張り付いた雪は氷結してツルツルじゃありませんか、慎重にセカンド発進します。交通量の多い大きな通りは安心ですが一歩中に入るとカチンコチンです。

ミニ八十八ヶ所の観音様○峠の上りは南向きで問題ありませんでしたが、北側の下りは鏡のように凍結しています。それでも突っ込む鴉天狗に脳ミソはあるのか?こわごわと徐行で下りますがスリップして対向車線にはみ出したらと思うと生きた心地がしませんでした。

○山麓の羅漢寺には数台の駐車スペースがあります。観音様の並ぶミニ八十八ヶ所巡りの道を進み、途中から山頂を目指します。林間の山頂からは展望は利きませんが、奥には海に開けた展望台があり眼下には美しい海岸線が望まれます。帰りにはキャンプ場のある琴弾海岸から江甫草山を見上げて、荒々しい岩肌の迫力ある姿に感動いたしました。



【爺神山】高瀬富士(227m)

大きく削られ痛々しい爺神山 ○かっては美しい山容を誇った爺神山ですが、岩石の採掘で山が半分削りとられ今では見る影もありません。このため讃岐七富士から除外している人もいるようです(勝手に外すなー)幸い登山道のある側は健在ですから登って見ましょう。

○登山道は大師堂から始まります。ミニ八十八ヶ所巡りの看板の前に数台の駐車スペースがあります。滑り易い道を一気に登るとロープを張った山頂です。大きく抉られた足下は覗き込むのが怖いぐらいですがお陰で展望は抜群です。讃岐平野と瀬戸内海が一望の下です。山から下りると田圃に落ちた軽トラや縁石に乗り上げた車など各所に事故車が溢れています、突然の雪で氷結した路面に難渋した跡がありありでした。



さぬきうどん「飛びざる」

○地元で人気の饂飩屋は昼時なので混んでいました。その名のとおりザルが名物のようですが寒いのでカケにしましょう。トッピングの種類が多いのが人気の秘密でしょうか、思わず沢山載せてしまい腹一杯になって次の山を目指します。



【六ツ目山】御厩富士(317m)

六ツ目山を西側から望む ○ここの登山口は変電所の北側奥にある墓地の手前を入ります。送電線の順回路を辿り稜線に出ると鉄塔NO.2があります。少し先で山頂への道は稜線上に分岐しますが、そのまま順回路を進みNO3の鉄塔からも登る道があるようです(小さな道標が木に下がっています)

○木漏れ日を浴びながら落ち葉を踏みしめての登りが続き、やがてロープが現れると急登の始まりです。滑り易い足元に気を付けながら木に掴り身体を持ち上げて行きます。傾斜が緩くなると落葉した木々に囲まれた静かな山頂です。堂山への縦走路もありますので時間があれば回りたいところです。ここで懐かしい「変人プレート」を発見!『貴方様は今でも健在だったのですね』感慨に耽る隊長でした。



【白山】三木富士(203m)

畑の中に茶色の禿山が聳え立つ○いよいよ最後は白山です。平野の真ん中にすっくりと立つ茶色の禿山はとても目立つ存在です。白山神社の駐車場に車を停めて、お参りしてから登り始めます。立派な遊歩道が続いていますのでズック靴でも大丈夫です。山頂付近は岩山ですから展望は360度でした。

○冷たい風を受けながら眼前に広がるパノラマを眺め満足感に浸ります、そして雪に苦しめられた2日間を振り返ります。それにしても香川県は雪に強いですね、中国・四国地方は軒並み大雪なのに、ここだけは別天地です。今回は幸運にも恵まれて讃岐七富士を全山完登することができました。登山隊は肩にズッシリと重い讃岐うどんを土産に意気揚々と帰路につくのでした。



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