蓬莱山

ほうらいさん

三石川の対岸に雌峰


【行程】 11/3(日)晴れ [札幌5:07=(車)=蓬莱山公園7:30−S7:34−蓬莱山(雄峰)7:44−蓬莱山公園7:49==N7:51−蓬莱山(雌峰)7:53−N7:54=>アポイ岳へ]
【メンバー】 隊長


パークゴルフ場の向こうに雄峰が聳え立つ○三石町の蓬莱山は標高が30mから66mへ訂正になり超低山から転落した不遇の山です(隊長が発見しました)でも標高が高くなったために地形図からは岩峰の鋭さが際立ち、機会があれば是非とも訪れたい山でした。ネットで検索するとなんと世界一大きなしめ縄を雄峰と雌峰の間に張るお祭りがあるようです、ますます行ってみたくなりました。

○早朝の三石川には水鳥が遊び賑やかなことです、まず右岸に雌峰が狭霧の中に姿を現しました、更に進むと川を挟んで左岸に真っ黒な雄峰が聳え立ちます、どうやって登るのでしょうか鳥肌の立つ光景でした。

○取り付きの道路が工事中のため公園に車を停め、パークゴルフ場を横切り10m上の車道に上がります。入口の鳥居を潜るとイキナリ胎内巡りのような木の根のトンネルです、すぐに社への道とロープのある上への道に分岐します。ここは直接上を目指しましょう、なんとかクリアするとピンクテープに導かれ南に巻いて行きます。

雌峰の登山道は鳥居が続く○高度感溢れる崖をトラバースしながら登りますが途中で道は無くなります、数メートル頭上にテープが見えますが完全に岩登りじゃありませんか。厳しい岩場にスニーカーでは冷や汗の連続でしたがなんとか尾根に回りこみます。遥か足元にはボルトが点々と打ってあり参道の工事中のようです、きっと春には簡単に登れるようになっているでしょう。山頂は木々に囲まれ展望はありません、小さな社が慎ましく鎮座していました。

○今度は雌峰です、麓から鳥居と階段が山頂まで続きます。小さな頂からは正面に三石川を挟み雄峰が逆光に黒々と聳えていました。超低山からは外れたものの蓬莱山は思い出に残る名山でした、荒ぶる山々の心を鎮魂しつつ隊長は静かに山を下るのでした。



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