太田山
おおたやま
西方から太田山を望む
【行程】 9/13(金)曇り[川崎7:35=(バス)=木更津8:45−S(*)8:58−太田山9:03−S9:08−木更津9:26/9:29=(JR)=千葉10:09]*山頂からの方位 【メンバー】 隊長
【太田山】おおたやま(40.0M)千葉県第2位
○千葉に用事があったので久し振りの低山徘徊です。バスで川崎からアクアラインを通り木更津駅東口に到着です、どんよりと曇った空からは今にも雨が落ちてきそうです。バスが10分も延着したのであまり時間がありません、蒸し暑いなか商店街をセカセカと東に向かいます。しばらく行くと前方に深い緑に囲まれた小高い丘が現われ、頂上には白いタワーが聳えています。
○駅から1Km程で左折しますと、山に向かう道は次第に傾斜を増して行きます。山頂近道の道標に導かれ山道に入り大汗を掻きながら登ると山頂広場に出ました。先ほど見えた白い塔は中段が展望台になっています。ところがモダンな構造物の階段は支えもなく中空に浮くようで不安定、登る人に恐怖感を擁かせます。ダブルで心臓に悪い道を這い上がると木更津市内はもとより東京湾から川崎方面まで霞の彼方に認められ、思わぬ展望にほくそえむ隊長でした(どうやら夜景の穴場らしい)汗びっしょりになりながら微風にしばし佇みます。
○この地はその昔、日本武尊がこの丘に立ち、荒海を鎮めるために身を投げた弟橘媛を偲んで滞在したという伝説ゆかりの地です。木更津の地名も「君去らず」からきたようです、太田山はこの古代の悲恋にちなみ“恋の森” とも呼ばれています。隊長は神代の国のロマンスに心を残しつつ西に舗装道路を下ります、ぐるっと回り先ほどの登山口に戻りました。「いやぁ低山で良かった」北海道の涼しさに慣れた隊長の身体には東京湾の蒸し暑さはひときわこたえました。