扇沼山
硫黄沼分岐から扇沼山
【行程】 8/31(土)曇りのち晴れ[札幌5:10=(車)=登山口8:43/8:50−1370m9:43−扇沼山10:50/12:35−登山口13:40/13:50=花神楽温泉14:40/15:50=天塩岳ヒュッテ17:25(泊り)] 【メンバー】 隊長、Sんり、I、S原夫妻、W山、(S宮)
○道北オフミ前の軽い足慣らしにと扇沼山に向かいます。林道ゲートで後ろの車から降りてくる色黒で精悍なマスクの青年に一同の視線は注がれます「Sミヤさん!」Iさんの一言に皆びっくり、なんとWEB管理人のS宮さんじゃありませんか。めったに人前に顔を出さないと言われている幻の管理人のご尊顔を拝し、隊長はもう思い残すことはない(おいおい、天然記念物じゃあるまいし)
○今日は70代シニアの脚で1時間10分のコースです『我々なら1時間を切るのでは・・』お気軽ハイキングとまいりましょう、慢心登山隊は“謙虚”と言う二文字をどこかに忘れてきたようです。ところがHYML精鋭メンバーの必死の追い込みにもかかわらず1時間半です、どういうこっちゃ、恐るべし仙人シニア。
○大岩ゴロゴロのカールからは色付き始めたナナカマドがそこここに見渡され少し早い秋の訪れを感じさせます、ミニ涸沢といった景観に思わず笑みがこぼれます。ナキウサギの鳴声に聞きほれていると、ガスで覆われていた空間もいつしか青空に鰯雲となります。ハイマツの背丈が短くなり傾斜が緩くなると稜線の硫黄沼分岐です、目の前には富良野岳からトムラウシまでの豪華なパノラマが展開していました。なかでもオプタテシケを背景に静かに雲を映す硫黄沼の姿は他では得られないポイントです。
○隊長は2週間前の厳しかった縦走を思い起こし感無量です、オプタテシケから三川台までの一つ一つのピークに生々しい記憶が蘇ります。始めにこちらから長いコースを見ていたらチャレンジしなかったかも知れません。生憎2000mぐらいに雲底がありトムラウシや旭岳の頂は雲の中ですが、これ以上の贅沢は明日にとっておきましょう。
○山頂は稜線を300m西に辿ります、標高で10mほどの下ったピークに三角点の表示があります、脛に当たるハイマツの心地好い感触を楽しみながらのプロムナードでした。分岐に戻ると待望のジンギスカンパーティの始まりです、食えども食えども尽きることの無いラムとビール。いつしか周りの山々は雲に隠れ足元の谷底はガスで真っ白ですが、何故か登山隊の居る山頂だけはずっと晴れていました、日ごろの行いの良い皆さんに感謝です。
○S宮さんと分かれ下山した登山隊は花神楽温泉に立寄り汗を流します。立派な施設に悪い予感の隊長でしたが、案の定激しく塩素臭い正しくない温泉でした。つい最近に稚内の童夢がレジオネラ菌騒ぎでは循環湯の消毒に塩素の量も増えようというものです。ここからはオフミの開かれる天塩岳ヒュッテに一直線です。