恵庭岳

支笏湖から恵庭岳を望む


【行程】 6/1(土)快晴 [札幌5:23=(車)=ポロピナイ登山口6:30/6:36−四合目7:15−見晴台8:08−恵庭岳8:51/8:58−四合目10:05−登山口10:26/10:40=>風不死岳へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗


八合目から溶岩ドーム ○隊長の札幌転勤で前途に赤信号が点もった登山隊でしたが、相棒の鴉天狗が隊長を慕ってわざわざ北海道に来ましたので一緒に恵庭岳へ登ります。登山口にはまだ車が2台、人気の山の割には少人数です、最近のヒグマ目撃のせいでしょうか前途に不安を抱きつつ出発します。29日のMLに載った目撃談にビビッた隊長は、秘蔵の熊寄せ(避け)の鈴を急遽東京に取りに戻り万全を期します。
 
○三合目あたりまでは原生林のなかの湿っぽい道です、四合目を過ぎるころから直登ですが傾斜が徐々にきつくなり一休みです、すると後ろから軽やかな鈴の音が迫ってきます「おかしいなぁ」登山隊も普通のスピードですが追い立てられるように腰を上げます。シラネアオイの群落に目を奪われている間にサッと追い抜かれてしまいました。「おはようございます」なんと爽やかな声の女性じゃありませんか、隊長の心のスイッチが入りますが・・何故かドンドン引き離されてしまいます(情けなぁ)

恵庭岳山頂にて ○こんなハズではありません、必死に喰らいつきながら追い抜くチャンスを狙います、ロープのある直登も何のその、荒い呼吸を隠しもせずにデットヒートです。見晴台からは荒々しい爆裂火口とその上の溶岩ドームが快晴の青空に聳え立つのが眺められ、雄大な景色に見とれるふりをしつつ暫し呼吸を整えます。稜線の細い道で蛇に怯える女性を抜き去ると登山隊の行く手には遮るものはありません(しかし彼女の健脚ぶりは只者では無いぞ)

山頂から対岸の風不死岳 ○ピーカンの山頂からは四方の山が手に取るよう、特に支笏湖を挟んで対峙する風不死岳の堂々たる山容には目を奪われます。恒例の登頂ゼリーを食し下りますが、少し行くと登って来るカップルの背中に見慣れたフラッグが!「もしや貴方様はHYMLの方では?」うわずる隊長の問いに男性の方が答えます「こういうもんじゃ」オジサンの顔が描かれたLVRさんでした。

○初のHYML遭遇は劇的な出会いでした,製作者の意図はドンピシャリ、特製フラッグの威力には敬服いたします。相棒の鴉天狗も北海道で名を上げて満足気でした。下りは一直線、ところが動きの活発になったブヨの歓迎に会いました。こちらのブヨは人擦れしていないので大人しいのですが、安心しているといつの間にか噛まれてしまいます。ほうほうのていで駐車場に戻ると20台ほどの車です、まだ10時半なので風不死岳に向かいます。



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