虚空蔵山

こくぞうやま

虚空蔵山山頂にて


【行程】 3/3(日)快晴 [譲葉山系=>藍本13:20−359p14:02−虚空蔵寺14:25−虚空蔵山14:53/15:03−496p15:38−417p16:05−草野16:38/16:44=(JR)=大阪17:39]
【メンバー】 隊長


虚空蔵山から北方縦走路 ○譲葉山の縦走から降りるとまだお昼です、ここはもう一山軽く登りたいところです。帰り道の篠山に虚空蔵山という由緒ある山が見つかりました。藍本駅からは表参道、裏参道、バリエーションの3ルートがありますが、ここは面白そうなバリを選択しましょう。まず入口が不明です何度も竹薮や沢に迷い込みながら最後は勘を頼りに発見です(最初から勘に頼れって)
 
○踏み後を辿れば10Mの岩場に出ます、ここの露岩は易しいので呼吸を整えて乗り越えますが上から覗くとおっかない。葉の落ちた広葉樹の林は陽だまりハイクそのものです、出会う人もない静かな山道は人気の山では隠された宝物です。やがて裏参道と合わさると立派な道となり尾根を巻いて虚空蔵寺に到着です。その昔聖徳太子が開いたという山寺は本堂だけが残っていますがなかなか立派です。ベンチで休んでいるとカラスが高い木のてっぺんから「アホー」と呼びかけてきます、当たっているだけに余計に腹が立ちますがここは堪えておきましょう。

露岩から虚空蔵山方面を望む ○寺の奥から山道が始まります、急登を越え尾根に出ると立杭からの「陶の里自然歩道」と合わさります、稜線を一気に登ると展望の良い虚空蔵山の山頂です。ここで本日初めて登山者に出会いました。午前中には多少雲っていた空も今は真っ青に晴れ上がり、遠くの山には薄い霞みが掛かります。関西の山もこれで見納めかと思うと感無量です「登山隊は永遠です!」思わず涙ぐむ隊長の胸中や如何に?

縦走路の最後は山上山 ○縦走路を北に取りますと、路は良く踏まれていますが藪あり岩あり林ありで、なかなか楽しませてくれます。基本的には下りですが三角峰の登りは疲れた脚に無理強いしシンドイことでした。尾根を東に曲ると露岩があり南北の縦走路を振り返ることができます、残念ながら虚空蔵山は手前のピークの影になり見えません。山上山からは急な下りを一気に降ります、途中の岩場に鎖がありますがテープに導かれて巻いてしまいました、下から見て気づいた時には既に遅し(登り直す気力はありません)

○草野駅に滑り込みますが列車の時間にギリギリでセーフ、ところが列車は満員です(今までこんなこと無かったのに)青年の大団体が乗っていました、三田でようやく席に座ると連登でお疲れの隊長は『明日は仕事か・・』ため息とともに睡眠に入り、新天地での活躍を夢見ながら大阪へと向います。



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