譲葉山
譲葉山・向山
向山を望む
【行程】 3/3(日)晴れ [大阪6:02=JR=栢原7:49−351p8:31−譲葉山9:10−野村峠10:18−向山11:00−三ノ山11:32−石生12:08/12:35=(JR)=>虚空蔵山] 【メンバー】 隊長
○枕元の携帯が早朝の静けさを破ります、夢から覚めきらぬ隊長の耳にまさかの「風邪で熱が下がりません」「・・」例によってシェルパのドタキャンですが慣れというものは恐ろしいもので、慌てず騒がず、天気も良さそうなので一人で出発いたします。雪があるといけないのでアイゼン、コンロ、ツエルトなど重い荷物が肩に食い込みますが頑張りましょう。
○柏原から南に国道を下り小さい緑の丘を背景にした神社への階段を登ります。ガイドブックには沢沿いに詰め尾根に取り付くとありますが、地形図を読めば尾根の先端から登れそうですので攻めてみましょう。薮漕ぎは覚悟の上ですから多少の林は何のその、里道が縦横に通っていますが無視してひたすら高いところを目指します。10分ほどで踏跡ははっきりとして来ましたので、後は楽しい尾根歩きです、南面はもう春の陽気です(雪はどこじゃぁ)
○譲葉山の山頂は暗い林の中でした、小屋に社が祭ってあります。尾根を西に100M進みテープに従い北へ降下いたします。縦走路は良く踏まれてテープもありますので少し注意して進めば問題ありません。ただ北風が直接当たるようになり手が痺れるくらいに冷たいのには閉口です。気持の良い藪っぽい縦走路を誰にも会わずに進み幸せな気分です(君はマゾか)時折聞こえる下界の音すら懐かしい気がいたします。
○清水山への分岐から路は良くなり道標も完備いたします、向山へ進みますが途中の岩稜地帯は展望も良く時間があれば大休止したい場所です。五ノ山を過ぎると向山はすぐです、山頂の展望は北西に一部だけですが、少し先のツツジが岡からは200度ぐらいの展望が開けます。これから向かう四ノ山、三ノ山の稜線が厳しそうです。
○縦走路は北に続いていますので、清水山への予定を変えて直進します。三ノ山からは急な下りが続きますが標高が低いのでそう長くはありません。最後は桜の植わっている丘を通り観音堂の脇にでます、こちらで無事のお礼をして石生駅へと向かいます。幸い半時間待ちで列車がありました、ホームに出ると『日本一低い分水嶺』ですって、隊長は開いた口が塞がりません。