和気アルプス

ピークハント21

和気富士を仰ぐ


【行程】 1/12(土)快晴 [車山から=>岡山12:50=(JR)=和気13:18−登山口13:34−@権現岩13:39−Aハゲ山13:44−B和気富士13:55−C寺山14:01−D烏帽子岩14:05−E観音山14:09−Fエビ山14:17−G岩山14:27−H前ノ峰14:35−I間ノ峰14:38−J穂高山14:44−K涸沢峰14:47−L竜王山14:53−M子竜王14:56−Nジャンダルム15:20−O奥ノ峰15:25−P槍ヶ峰15:29−Q白岩山15:32−R神ノ上山16:04−Sまよいピーク16:10−21剣峰16:15−(ザイテングラード)−益原16:40/16:52=(タクシー1500円)=和気17:02/17:12=(JR)=新大阪19:20]
【メンバー】 隊長(単独)


登山口の墓地と権現岩○和気の北側に和気アルプスという山域があり、ここのピークを巡るという『ピークハント21』と呼ばれるコースが整備されています。まったく好きな人がいたものです、しかしこう言う企画は隊長の遊び心をいたく擽ります。和気駅の跨線橋からは和気富士の端正な姿が間近に望まれ期待度は高まりっぱなしです。

猪プレート○山脈の西側に回り込み墓地から鞍部に取り付きます、南に岩場を登ると権現岩です。標高は高くはありませんが平地に突き出たピークは高度感抜群でした、北側には和気富士が大きく聳えたち『早くおいで』と呼んでいるようです。各ピークには21世紀に因み猪プレートが掲げられ登山者の訪問を待っています。

○ハゲ岩を越え南東の和気富士を往復します、ちょっとした登りでアンテナの建つ山頂です、向こう側には和気の街並みが見下ろせます。ここで隊長は驚愕!例の『ゾロ目の山』プレートの主が『ふるさとの富士シリーズ』なる標識を付けていました。まったく何たる変人、開いた口が閉まりません。:丸山参照

○縦走路を北上すると寺山、烏帽子岩と展望の良いピークが続きます、この地方独特の火山岩の白砂が松の緑に映えアルペン的な風景を醸し出しています。観音山は夏に『和』の送り火をともす所です、わざわざ山頂から戻り山腹の焼き文字の中をトラバースします(結構、恐かった)エビ山、岩山、前ノ峰、間ノ峰と順調に通過して、いよいよ和気アルプス重鎮の穂高山です、竜王山バットレスが正面に眺められる絶好のピークでした。

涸沢峰から竜王山と子竜王○涸沢峰への登りは播磨アルプスを彷彿とさせます、山頂からは北にジャンダルムが厳めしく、行く手には盟主の神ノ山が一際大きく聳えます。ここから竜王山と子竜王をピストンしますが、大きく下ってからの登り返しはちょっと脚にきます。それにしても暑い!これが1月のアルプスでしょうか、隊長は半袖で汗まみれです。息を整えてから縦走を再開いたします、結構な登りでジャンダルム、奥ノ峰です。

○ここから槍ヶ峰、白岩山を往復しますが岩の痩せ尾根は気が抜けません。奥ノ峰から先は今までのアルペンムードから一転して落ち着いた里山となります、迷い易い道をテープに導かれて最高峰の神ノ上山に到着です。山頂付近だけ刈り払われ展望が得られます。分岐まで戻り西進、多くの登山者を恐れさせたという樹海中の『まよいピーク』ですが今は安心して通れます、いよいよ最後は剣峰です、山頂からはアルプスの中心部が望まれます。

○下山路はザイテングラードを辿ることとします、岩稜痩せ尾根の急降下です、滑り易い一枚岩のフェースを慎重に下ります。アッと危ない!足の下でスレート状の岩場が砕け危うく転倒するところで、冷や汗が噴出す一瞬でした。こんな楽しいコースは初めてでした、管理者の方の苦労も並大抵ではないでしょう、これからも整備を続けられんことを・・



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