笹子雁が腹摺山

山頂にて


【行程】 1/15(金)曇りのち雪 [八王子7:48=笹子8:59/9:10−登山口9:47−送電線鉄塔10:07−笹子雁が腹摺山11:25/13:05−笹子峠分岐13:40−駒飼15:00−甲斐大和15:30/15:59=八王子17:10「白木屋」(2次会)「峠」(3次会)]
【メンバー】 隊長、大山@多摩のハイカー、荘司夫妻、
岸波@八王子、福島@野山放浪、城村@千葉(2次会から)

○今日は隊長のOFMデビューです。一度MLの皆さんの顔を見てみたいと思っていたのですがなかなか日程が合わずにチャンスがありませんでした。ようやく成人の日に笹子雁が腹摺山にてOFMが開催されることとなり張り切って参加してきました。笹子駅で電車から降りてキョロキョロしてから歩き出しますと、すかさず後ろから声が掛かります、(やはり背中のワッペンは伊達じゃございません)振り返るとなんとワッペンぎらぎら集団が近づいて来るじゃありませんか、うーん隊長は絶句。ところが来るはずの登山隊シェルパ1号の姿が見えません、家に電話すると寝坊したとのこと、あまりのことに隊長は二の句が次げません。

○ さて甲州街道を歩き出しますが、空はどんより曇り今にも雪が降り出しそうです、ここ何週間も晴天続きなのによりによって今日だけ荒天とはなんの祟りじゃ。登山口からはジグザグの急登を荘司(だんな)さんを先頭に登ります、なかなかのハイペースです、おまけに初顔の隊長に気を遣ってくれて皆さんが話し掛けてくれるのです、登りながら話す習慣の無い隊長は途中から受け答えがしどろもどろで変なオジサンを演ずることになってしまいました。

○送電線の鉄塔に着くとあとは稜線上の道を山頂まで登りますが、いくつかピークを越して行きます。途中で「あと2分」の声が掛かり、うかつにも隊長は心の緊張を解いてしまいました、ところがこれがガセだったんです、ここから精神的に辛い長い15分が始まりました、雪の舞い散る冬枯れの稜線は山頂に近づくにつれて傾斜を増し疲労感が加速度的に累積していきます。

○ようやく山頂に着くと富士山が圧倒的な迫力で迫ってきます。(あいにく厚い雪雲に覆われて展望はありません、しかたがないのではるばる仙台から届いた五百円札を拝んでの感想です)三角点の上にツエルトをターフのように張り食事を開始しますが、各自バラバラの個食です、ピンはα米カレーの調理からキリのコンビニ弁当まで個性溢れる食事風景です。そこへ笹子峠から親子づれが登場しましたが、先頭の人は我々の隠した山頂の標識に気づかず先に行ってしまうと言うハプニングがありました。なんたる迷惑、早速移動を開始するOFM部隊です。

○隊長を除くと皆さんはOFMのエキスパートだったんです、テレマーク、デジカメ、HP、とか隊長の知らない世界の話がどんどん出て、一言も聞き漏らすまいと神経を集中した結果、"無口な人"と言う評価と"ダンボのような耳"を手に入れました。さて雪の舞う寒い山頂に1時間40分も長居したので身体は冷え冷えです、若干名は燃料の補給に余念がありませんでしたが、飲むと足元の危なくなる隊長は自重します。(苦しかった、でも2次会に期待します)

○下山は笹子峠には出ずに途中から送電線巡回路を通って甲斐大和に向かいます。落ち葉の積もった静かな山道を尾根伝いに下って行きます。うっすらと雪の積もった白い道も我々が通ると薄茶色の落ち葉の一条の道となります。いつしか気温も上がりやがて尾根を外れて最後の下りです。駒飼の部落に出ると甲斐大和までは1.5キロの道のりです、鄙びた山村を犬に吠えられながら怪しいワッペン部隊は意気揚々とファイナルアプローチに入ります。(小学校の石壁に忍者の如く張り付く本当に怪しい人たちでした)

○さて2次会は岸波さんの予約で八王子の「白木屋」です、早く着いたので1時間繰り上げての開始です、腹一杯飲み食いしました。もともとの集合時間に福島さんの携帯が突然鳴り出します、なんと城村さんからコールです、ここで独身男性2人は嬉々として駅までお迎えです。城村さんは奥多摩の洞窟探検の帰りに義理堅くOFM参加でした、お嬢さんを加えて再び盛り上がる宴会の席です。宴もたけなわ隣の大山さんが「○○さんて普通の人だったんですね」とボソッと話し掛けてきます、隊長は驚愕!もっ、もち論、普通のサラリーマンですよ。(ほんの少し変な報告を書くだけです)

○楽しい宴会もあっという間に2時間経ちました、場所を変えて呑み直します。あいにく成人式2次会のため居酒屋チェーンはどこも満員ですが、鼻の利くRFの達人たちは「峠」という看板に引かれてガラ空きの居酒屋を発見、ここで3次会とします。どうやらOFM初見参も無事終了しました、大酔っ払いの千鳥足で家路につく隊長は満足感に浸っています(癖になりそう)また機会がありましたらよろしくお願いします。

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