月山

山頂にて


10月30日 東京=(車)
10月31日 =岩木山八甲田山八幡平=盛岡
11月01日 盛岡=早池峰=湯の台
11月02日 湯の台=鳥海山=志津温泉
11月03日 志津温泉=月山蔵王山=東京

【行程】 11/3(火)曇り一時雨[志津温泉7:30=姥沢小屋7:45/53−牛首9:10−鍛冶小屋9:40−月山9:55/10:25−牛首10:44−姥沢小屋11:44/52=蔵王山へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗、シェルパ1号

○今日の天気予報は明け方に寒冷前線が通過し、その後に大陸からの寒気団の南下があり海山大荒れとのことです。きのこづくしで腹いっぱいの隊長は3時ごろ雨が軒を叩く音で目を覚ましました。姥沢小屋に着いた時には雨は止んでいましたがカッパを着て出発します、リフトは停まっていますので小屋の横から登山道に入ります。道は紅葉の尾根を巻くようにしながら徐々に高度を稼ぎ、やがて草原のなかを歩きます。水場からは木道が牛首まで続きガスで視界は利きませんが迷う心配は有りません。

○牛首からは尾根道となり風がまともに当たるようになります、鍛冶月光の坂の石段を登って行くうちに気温は急低下し、霧氷の世界が始まります。鍛冶小屋から上は石段が凍り付いてツルツル滑り慎重に一段づつ足を運びます。山頂の月山神社に着くと石垣で防風してありほっとしますが、その先が行き止まりです。我々は三角点を求めて頂上小屋の右手から神社の裏に出てようやく発見することが出来ました。

○とにかく寒いので神社に戻りお湯を沸かしてココアとしますが、なぜかお湯の沸き具合がとても遅いのです?昨日は強風のせいだと思っていましたが、今日は風の大部分は防いでいます。ウーンしまった!あわてもの隊長はガスボンベを冬季用にするのを忘れておりました。本格的な冬になる前に気づいて良かったと胸をなで下ろす隊長でした。(お粗末)

牛首付近の下り
○帰りは強風をまともに受けながら下ります、帽子やカッパに着いた霧が氷となり右半身はバリバリです。鍛冶小屋を過ぎたところで緊張がゆるんだのでしょうか、隊長は階段の氷に乗りスッテンコロリン、続いて隊員もコロコロコロリンと付き合いの良いことです。鍛冶月光坂を終わるとようやく気温も回復し厳しい部分はおしまいです、あとはガスの中を晩秋の東北の山を味わいながらゆっくりと下ります。牛首まで来ると登って来る人にようやく出会いました、我々の凍り付いた状態を見てかなり心配そうでした。

○姥沢小屋に着くと昼近くになってしまいましたが、蔵王に登るためにはすぐ出発しなくてはなりません。なごりはつきねど「今度は晴れた時に来るからね」と月山に別れを告げます。帰り道ですので清水屋さんに無事の下山を報告してから蔵王へまっしぐらです。山形蔵王PAで弁当を使い(トイレの他には何も無い、自動販売機すらないとんでもないPAです)蔵王温泉には予定どおり到着です。

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