八甲田山

田茂萢・赤倉山・八甲田大岳

田茂萢から赤倉山、井戸岳、八甲田大岳


10月30日 東京=(車)
10月31日 =岩木山八甲田山八幡平=盛岡
11月01日 盛岡=早池峰=湯の台
11月02日 湯の台=鳥海山=志津温泉
11月03日 志津温泉=月山蔵王山=東京

【行程】 10/31(土)晴れ[岩木山から=八甲田山麓駅11:05/20=(ロープウェイ)=山頂公園駅11:30−田茂萢11:45−赤倉山12:25−八甲田大岳12:53/13:17−仙人岱13:45−酸ヶ湯14:25/57=(JRバス)=山麓駅15:08=八幡平へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗

○麓は晴れていても山の上は雲に覆われています、ロープウェイの山頂公園駅についた時にはガスが流れ、またしてもか?との悪い予想をしてしまいました。ところがこれが良い方に転ぶから山はわかりません、天気予報は完全に裏切られる結果となりました。田茂萢からの下りで赤倉岳、高田大岳、小岳などが次々とガスのなかから顔をだします。こうなればこっちのものです、気まぐれ天気の気の変わらないうちにと足の加速装置に点火する隊長、肩越しに鴉天狗のゼーゼーと言う苦しそうな呼吸音を聞きながら赤倉岳を登り詰めます。稜線に出て振り返ると岩木山が秀麗な姿を見せてくれました、津軽富士の名にふさわしい名山です。

○青森トドマツの樹林の強烈な香りのなか稜線上の最後の登りに汗をかいていると、ガサッガサッという音とともに前方10メートルを逃げて行く灰色の動物の背中が見えました。一瞬、熊か!と思いましたが、良く見ると妙に色っぽいお尻の形です、これはどこかで見たような?そうだ、コマワリ君の八丈島のキョンだ。しかしキョンが青森にいるはずはありません、親戚筋のカモシカ君でした。ああ隊長は遂に憧れのカモシカに遭遇したのでした、MMLでは最近カモシカ遭遇の報告が相次ぎ大変羨ましく思っていたのです。トドマツの林に逃げ込むカモシカに別れを告げると、赤倉岳の山頂です。ここからは井戸岳の火口の荒々しい姿を眺めるながら気持ちの良い縦走モードに入ります。

井戸岳への道から高田大岳、八甲田大岳

八甲田大岳にて
○すっかり晴れ上がった八甲田大岳の山頂からはみちのくの山々が一望のもとに、風は少々冷たいけれど大満足の隊長です。ここから仙人岱ヒュッテまでは稜線に池があり東北の山に来たという感じが一段と深まります。ヒュッテからは酸ヶ湯への道を下りますが、途中硫黄の臭いのきついところがあり風の無い時は通過要注意でしょう。順調に歩いてきたので少し頑張れば2時半のバスに間に合いそうです、ここで隊長の加速装置に再び火がともります。お陰で時間には間に合いましたが肝心のJRバスが約30分も遅れて到着です。まったくー、これならもう少しゆっくり秋の山道を楽しみたかったのに、と不満たらたらです。バスでロープウェイ乗り場まで戻り八幡平へと転進します。

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