荒島岳
前荒島から荒島岳
白山−荒島岳−御嶽
【行程】 10/4(日)快晴[勝原スキー場4:50−リフト終点5:30−しゃくなげ平6:45−荒島岳7:40/7:51−しゃくなげ平8:23−勝原スキー場9:35/9:50=高山12:00=御嶽へ] 【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○「しまった!」白山から夜に着いた登山隊は疲労のためか寝過ごしてしまい、4時50分の出発となってしまいました。暗い中をヘッドランプの明かりを頼りにリフトに添ってスキー場のゲレンデを登りますが、気は急くものの道が悪く慎重にならざるを得ません。リフトの終点からは本格的な山道となり、明るくなってきたのでペースアップを図ります。ブナ林の中の気持ちの良い道をひたすら登ります。(誰だい、山頂でご来光を見るなんて大法螺吹きは)
○周りにシャクナゲの木が現れ始め傾斜もゆるくなり、もう頂上かと何度も思わされました。しかし、しかし、しゃくなげ平への道のりの長いこと、嗚呼!またしても足が前へ進みません。冷静さを欠いて休憩をちゃんと取らないツケが回ってきました。荒島岳をナメていたので手痛いしっぺ返しにあってしまいました、もう本日は荒島岳だけでおしまいでしょうか?しゃくなげ平からは心を入れ替えて気を引き締めて登りましたのでもう大丈夫。結構険しい稜線でしたが、朝のすがすがしい大気の中、気分良く一気に登りました。
○誰もいない山頂からは360度の展望が開け、あまり期待していなかった隊長は感激です。(しゃくなげ平の登りの辛かった分余計に)特に昨日苦しい思いで縦走した白山の山なみが目前に迫っていたのは感無量です。目を東に転じると、なんと御嶽が「早くおいで」と呼んでいるではないですか。
○しゃくなげ平まで下る間には数名しかすれ違いませんでしたが(この人達はランプ歩行組)その下からは沢山の登山者が延々と登ってきます。その都度「もう登ってきたの?」「何時に出発したの?」と質問攻めで、答えるだけでも大変です。さて、下るにつれて暑さが増してきて、最後のリフト添いの石ころだらけのスロープは遮る物もなく、登って来る人々は汗びっしょりです。やはりここを登るのは早朝の涼しい時に限るわい、と自画自賛の隊長でした。
○さあ、登山口に下山したけれど寝坊+登りに時間をくわれ、予定より1時間45分も遅くなりました、果たして御嶽の登山口には何時に着けるのでしょうか?昨日、免許証を汚した鴉天狗に代わってゴールドカードの隊長がハンドルを握ります。途中の山道をフルスピードで飛ばしたのですが、高山市内での渋滞と迷子になったりで、田ノ原の駐車場に着いたのは3時を回っていました。(今年の御嶽は絶望的です)
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