乗鞍岳
コロナ観測所分岐付近から剣が峰
焼岳=乗鞍岳=美ヶ原
【行程】 5/31(日)快晴 [平湯7:50=(車)=畳平8:30/8:35−肩ノ小屋9:00−山頂9:30/10:10−畳平10:52/11:30=(車)=美ヶ原へ] 【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○平湯温泉で、朝起きると部屋から笠ガ岳が青空をバックに眺められたので、休養充分の登山隊は本日の出撃準備に入ります。
○乗鞍スカイラインを山頂へと向かうが、途中の展望台から槍、穂高、笠が雲ひとつない朝の澄んだ空気のなかでクリアに見ます。車から降りてはいちいち感動するので、なかなか進みません。
○畳平に着くと風が結構強いのでウインドウブレーカーを着て出発です。スキーヤーやボーダーがちらほら居るが、例年に比べ雪が少ないと嘆いています。念のため持参したアイゼンも出番はありません(30メートルほどのトラバースはあったが、ステップが切ってある)
○肩ノ小屋までは広い道路が通じていて山路という感じはしない、ここからようやく登山道となります。歩きにくい岩の道を一歩一歩確実に登って行くが、意外と良いペースです。自分ではあまり速いとは思わないが、どんどん先行者を追い抜いてしまいます。(軽量化が奏功したか?)隊長の心は知らない間にピカール・サン(羽生丈二)と化しているのでした。
○あっと言う間に山頂に着くと、そこは360度の大パノラマが待っていました。槍、穂高、笠、は言うに及ばず南ア、中ア、御嶽山、白山など一点の曇りも無く眺められます。ここで隊長の愛用の60倍ズーム双眼鏡が活躍し、槍の肩ノ小屋などディテールまで手に取るようにわかりました。昨日の焼岳の展望が無かった分を取り戻して大変なお釣がありました。
○しかし3000メートルの山に1時間で登れてしまうので、いささか拍子抜けの感も無くはないが、季節的なこともあり観光客の姿の無いことが救いでした。(強風も吹いており体感温度はかなり低い)寒い頂上に40分もいて至福の時を過ごしたが、笠に雲が出たのを潮に下山することにします。
○駐車場で弁当を使い出発すると100台ぐらいの駐車待ちの列が。さて大満足の登山隊は機動力を生かして、一路美ヶ原へと向かうのでした。
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