伊東アルプス
縦走路から大島ザクラのトンネル間の山を望む
【行程】 | 4/4(金)晴れ[藤が丘6:21=(東急・小田急・JR)=伊東8:49/9:12−丸山公園9:39−大平山11:25−ベンチ11:40/12:18−旧柏峠13:22−旧柏トンネル13:30−柏嶺13:55/14:50−下山口14:55/15:03=(タクシー)=ホテル15:15(泊り)]
4/5(土)快晴のち晴れ[ホテル8:03=(マイクロバス)=冷川峠8:27/8:39−古城山9:46−松川湖分岐10:20−間の山10:55/11:32−P48313:30−池ノ峰14:34−鹿路庭峠15:07=(マイクロバス)=伊東15:51/16:22=(JR・小田急・東急)=藤が丘18:53] |
【メンバー】 | 隊長、13名、シェルパ1,ガイド2 |
○伊東アルプスに行ってきました。初日は大平山で軽く足慣らし。2日目に伊東アルプス核心部を縦走します。ツアーでの参加は登山口と下山口を別々にできることが可能となります。それぞれの送り迎えをツアー会社が手配してくれるからです。歳とともにものぐさとなる隊長には最適な話です。
○初日は伊東駅に集合して町中を歩き始めます。すぐに坂道となり丸山公園に到着です。地元のガイドが途中で山道への分岐を見過ごすチョンボがあり前途多難です。丸山公園ではソメイヨシノが満開でした。ここからは山道となり高度を上げて行きます。道はハイキングコースとなっているので非常に良く整備されていました。○今回の目的は満開の桜のトンネルを歩くことです。ガイドから大島ザクラ、山ザクラ、マメザクラ、ソメイヨシノの見分け方を教わり隊長でも区別できるようになりました。麓ではソメイヨシノが満開ですが山の上では大島ザクラがこれからというところです。気温が高くありませんから明日までに開花が進むのは難しいかもしれません。大島ザクラは緑色の若葉と大ぶりな白い花のコントラストが眩しい気品あふれる姿です。
○やがて三角点のある太平山に到着です。樹林の中なので展望はありません。少し進んだところに展望が良いところがあるのでそこで昼食といたします。正面に富士山を望めるベンチが設置してありますが、残念ですが富士山は雲の中でした。
○シナモン入りのミルクティにこだわるシェルパでしたが皆の人気はコーヒーでした。昼食で40分ほど休みましたが富士山の雲は取れません。後ろ髪をひかれるようにして出発いたします。約1時間で旧柏峠です。ここから5分ほど下ったところに旧柏トンネルがあるので見に行きましょう。明治15年に手掘りで造られた伊豆で最古の隧道は入口が半分埋まり中で崩落して今は通れません。
○峠まで戻って尾根道を進みます。予定より時間が早く着いたので気持ちの良い展望台で一服しましょう。マメザクラが満開の草原を登ると頂上からは反対側の伊東市街が一望のもと。大島も大きく見え熱海の海上にある初島も近くに見えます。遠くには房総半島が霞んでいました。○翌日は伊東アルプスの核心部です。ホテルからマイクロバスで冷川峠に向かいます。驚いたことに峠にはバス停があり1日に6便もありました。「これって幹線道路じゃん」峠からはいきなりの急登りとなります。昨夜の雨の影響でしょうか足元の落ち葉が濡れて滑りやすくなっています。
○木々の間から真っ白に雪を被った富士山が顔を出してくれました。昨日はご尊顔を拝めなかったのでうれしい限りです。道は送電線の巡回路で良く整備されていません。やがて鉄塔を過ぎると踏み跡程度になり厳しい道となりました。三角点のある古城山に到着です。途中で大島ザクラが綺麗なところはありましたが本格的なのはこの先とのこと・・・楽しみにしています。
○ここからは防火帯の道となります。次の顕著なピークは標高500mの間の山です。なだらかな山頂から少し先に展望の良い場所があるので若干早いですが昼食といたします。昼ごはんは駅弁の祇園の鯛どんたく弁当です。ここからは矢筈山が正面に見え山の斜面には一面の桜の花が見られます。
○これから幾つものピークを上り下りして行きます。両手を使って木の根に掴まりながら必死で登ります。下りは浮石が多く落石に注意しながら慎重に脚を運びます。途切れることのない緊張が続きますが、見事な桜の花のトンネルが心を和ませてくれます。
○歩いているときは暑いのですが休んでいると寒くなる気候です。晴れていた空も次第に雲が増えてきて日がかげるようになってきました。最後のP545は三角点がありました。地元では「池ノ峰」と呼んでいたそうです。今では山頂標識もなく忘れられた存在でした。
○伊東アルプスは聞きしに勝る手強い山でした。でも西上州で鍛えた隊長にとってはたやすいものでした・・・まぁ地元のガイドがいましたので道を探す必要もなくお気楽な山登りではありましたが。大島ザクラの満開には少し早いのではと心配していたのですが、全体に8分咲きで部分的には満開の株もあって目を楽しませてくれました。こんなにも高密度に桜が咲いている山道は初めてでした。
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