かわべセブンサミット

鬼飛山・大谷山・八坂山・納古山・遠見山・米田富士・権現山

米田富士の山頂から鬼飛山・大谷山・八坂山を望む



【行程】 3/21(金)快晴[藤が丘9:52=(東急・横浜市営地下鉄)=新横浜7:25/7:58=(のぞみ221)=名古屋10:17/10:32=(バス)=山楠公園13:24/13:38−鬼飛山14:36/14:42−大谷公園15:18−大谷山15:55/16:01−八坂山16:22/16:32−下山口16:51=(バス)=美濃太田ホテル17:08]
3/22(土)快晴[美濃太田8:07=(JR)=上麻生8:45/9:02−納古山登山口9:40−天空展望台10:49−納古山11:17/11:58−遠見山14:11/14:24−見晴台14:30/14:47−下山口16:00=(バス)=美濃太田ホテル16:40]
3/23(日)快晴[美濃太田8:04=(バス)=米田富士登山口8:20−米田富士9:08/9:26−登山口10:00=(バス)=常善寺10:15−権現山11:15/11:28−常善寺12:13=(バス)=鳩吹山へ]
【メンバー】 隊長、16名、シェルパ2,ガイド2



○岐阜県の川辺町は人口1万人の小さな町ですが町興しで低山登山に力を入れています。住人の西村さんに案内を頼みツアーが実現しました。せっかく遠方まできたのだからカタクリの群落が見られる鳩吹山と低山ながら縦走ができる各務原アルプスをセットし3泊4日のツアーとします。



【鬼飛山】291m
鬼飛山レコード hspace=10鬼飛山の山頂標識 hspace=10○駐車場から登り始めます。案内人はこの山の整備をしているN氏とY氏です。桃太郎伝説のある鬼飛山ですから鬼の案内板となります。それぞれの案内標識に工夫がこらしてあり動物の置物など楽しい仕掛けが一杯です。子供達には人気の山だそうです。いろいろ語ることが多すぎてなかなか先に進みません(困ったもんだ)





○樹林の中の山頂は眺望が得られません。山頂直下にイワカガミの群落地が広がり散策路が通じていますが残念ですがお花にはまだ早い。山頂標識にある赤い球を引くとヘビが飛び出します。百円ショップで買ってきたゴムのヘビは本物みたいで驚かされました。







【大谷山】215m
大谷山の山頂にある秋葉神社 hspace=10○この山には四国八十八ヶ所模写霊場がありますので1番から順に回って行きましょう。直登すればなんでもない道を山の中腹に造られた道を左右にぐねぐねと曲がりながら進みます。47番で山頂です。山頂には秋葉神社が祀ってあります。この地方では竈の神様として火の用心を祈る対象が東の秋葉神社系と西の愛宕山系とが交っているそうです。ちなみに対岸の米田富士には愛宕神社が祀ってあります。














【八坂山】225m
大八坂山の山頂標識 hspace=10○山頂からは隣の八坂山への道をとります。鞍部で霊場観音様とお別れして新しい階段を登ります。やがて八坂城址のある山頂に到着です。本丸跡には枯れない井戸があったり不思議な山でした。途中で展望の良い御嶽神社を通り下ります。下山口では最後の八十八番が迎えてくれました。













【納古山】633m
八坂山のレコード hspace=10遠見山から納古山を遠望 hspace=10○美濃太田から高山線に乗り上麻生で降ります。ここから登山口まで舗装道路を40分の歩きです。土曜日のためか多くの車に抜かされます。今日は標高差500mの本格的な山歩きです気を引き締めて参りましょう。登山口からは中級コースをとり山頂を目指します。途中で会う人は若者が多いことに驚かされます。まぁ奥多摩でも土日は若者が多いので仕方が無いのかもしれませんが。




○花を求めてこの季節に訪れたのですが今年は寒い日が続き未だに開花とは程遠い状況です。納古山は展望が良いのですが黄砂の春霞で遠望が利きません。御嶽山や白山などが見えるはずなのですが全然です。山頂周辺のアカヤシオも全く咲いていません。山頂は若者でごった返していてゆっくり食事をする雰囲気ではありませんでした。





【遠見山】272m
金剛山の藤野15名山標柱 hspace=10岐阜のグランドキャニオン背後に権現山 hspace=10○みなさんは車で来てピストン登山ですから我々のように周遊縦走をする人は稀です。下山は尾根を南下して遠見山に立ち寄って行きましょう。歩き易い道でした。順調に進んで遠見山です。ここのすぐ下に見晴台がありそこからの眺めが岐阜のグランドキャニオンと呼ばれています。





○まぁ飛騨川が湾曲していてグランドキャニオンと見れないことはありませんがちょっとお粗末です(隊長はグランドキャニオンを生で見たことはありません)ドローンを飛ばして上空から撮影するとそれらしい風景が撮れました。街興しの一環としての命名は全国的に有名となりそこそこ成功したといえるでしょう。本日もこの景色を見に登って来る大勢の人々に出会いました。





【米田富士】(愛宕山)268m
米田富士のレコード hspace=10八坂山展望台から対岸の米田富士を望む hspace=10○飛騨川の右岸にある富士山型の山。地元の登山会の会長さんや会員の方々のお出迎えです。まずは加茂神社の参道入口の鳥居の下で記念撮影です。本日の写真が岐阜新聞に載るとのこと恐縮です。加茂神社までは長い階段が続きますが朝一番なので元気一杯です。




○山頂には愛宕神社が祀られています。大谷山の秋葉神社と対局をなしています。山頂からは川辺の街並みが一望できました。川辺ダムで造られた水面ではボートの練習が行われています。対岸には一昨日に登った鬼飛山、大谷山、八坂山が峰を連ねています。









【権現山】(御嶽山)396m
権現山のレコード hspace=10遠見山から対岸の権現山 hspace=10○村社星神社への500段近い苔むした階段は岐阜の熊野古道と呼ばれています。まぁそれっぽい雰囲気はありますがそれほど似ているわけではありません(ちなみに隊長は熊野古道を歩いたことがありますよ)星神社はスターを夢見る若者の祈願の場所となっているようです。




○神社から虚空蔵菩薩堂を通り林道を少し歩くと登山口です。良く整備された道をぐいぐい登るとベンチのある展望台です。さらに登ると別の展望台への道を分け左の道を行くと山頂でした。山頂からの展望はありませんので少し東の御嶽山遥拝所に向かいます。ところが天気は快晴ですが黄砂の影響でしょうか遠望が利かず御嶽山は見えません。ガイドの説明で真っ白に輝く御嶽山を想像するにとどめます。



可愛いグランドキャニオンカレー hspace=10○これでかわべ7サミットの完登です。岐阜の豊かな山村にある7つの峰々はそれぞれ個性的な特徴を持つ里山でした。地域興しの一環としての取り組みには頭が下がります。さてこの旅の締めはマッシュルーム・カフェで供される「ぎふのグランドキャニオンカレー」でした。スープカレーを飛騨川に見立てた他では味わえない一品です。


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