しらびそ小屋
稲子岳・ニュウ・守屋山
しらびそ小屋前から朝日の当たる稲子岳
【行程】 | 8/20(火)晴れ [藤が丘6:47=(東急・JR)=東京8:01/8:41=(はくたか555号)=佐久平9:52/10:13=(バス)=登山口11:25/11:55−しらびそ小屋14:17(苔庭散策15:06/16:20)(泊り)] 8/21(水)快晴 [小屋7:10−稲子岳分岐8:24−稲子岳10:23−ニュウ11:35/12:04−白駒荘13:44/14:27−麦草峠14:43=(バス)=諏訪上社16:05/16:50==HOTEL17:07(泊り)] 8/22(木)曇りのち晴れ[HOTEL7:48=(バス)=登山口8:48/8:55 −百畳岩9:55−前岳分岐10:28−守屋山11:10/11:55−水?場12:30/12:55−杖突峠13:35==望岳の湯14:15/15:16==茅野16:20/16:42=(あずさ42号)=新宿18:05=(JR・東急)=藤が丘18:53] |
【メンバー】 | 隊長、中村氏、男4、女18、シェルパ5 |
○山と風の創立2周年記念の山行です。今回は中村氏のお勧めのしらびそ小屋を借り切っての豪華プランです。天気は崩れるとの予報もありましたが晴れ男の中村氏のことですから何とかなるのでは?登山口までは小型のバスですがほぼ満員の盛況です。久し振りの28名の団体登山は壮観でした。
○隊長はしらびそ小屋は初体験です。以前に夏沢峠からの下山時に前を通過しただけでした。まさかここで泊まることになるとは人生長生きはするものです。小屋に着いたら先代のご主人が守ってきた秘密の苔庭を訪れます。道なき道を倒木を跨いだり潜ったりしながら1時間15分ぐらいの周遊でした。荒らされていない苔の絨毯が木漏れ日を浴びて輝いています。とても幻想的な風景でした。
○朝起きると小屋の前のみどり池を挟んで天狗岳が朝日を浴びて黄金色に輝いていました。池の縁まで行くと天狗が水面に映り逆さ天狗となりました。これは是非とも1枚押さえておきましょう。ちなみにカメラマン氏に教えると「俗な構図すぎて食指がわかない」ですって。池を回り込むと本日向かう稲子岳も輝いています。
○中山峠の直下まで一般道を進みます。朝一番の結構なアルバイトでした。本日のメインエベントはここから始まります。微かな踏み跡を辿り稲子岳の直下を目指します。途中のガレ場では浮石が多くて難渋いたします。高齢者登山隊ですから歩みはのろく時間だけがどんどん進んでゆきます。稲子岳の急登をこなすと砂礫地帯の稜線です。ここはコマクサの群生地ですが開花はほとんど終わっています。かろうじて一株だけが認められました。
○稲子岳の山頂は林の中でテープがあるだけ。ここから北に向かって下ります。シラビソノ倒木が多く跨いだり潜ったりしながら進みますがテープを見失いそうになります。素晴らしい苔の競演に隊長はしばし心を奪われます。
○ニュウの手前で一般道に戻ります。岩峰の基部にザックをデポして山頂を極めます。それにしても時間が掛かりすぎです。ニュウの出発は12時を過ぎました。昼食の白駒池までまだ1時間半はかかります。ところがお腹が減ったのに口に入れるものが無い!最近の山行では行動食を持たないのが続いていたので今回もパス・・・おおいに反省です。
○白駒荘では特製カレーを食します。食後にソフトクリームを堪能しますが・・・500円とはちと高い。麦草峠からバスで諏訪大社の上社に参拝します。ここで2周年のお祈りと登山者の安全祈願をいたします。ここの奥社が守屋山ということで明日の登山が楽しみです。
○登山口の近くでバスを降り道路を少し歩きます。立石コースの山道は良く整備されていて何の問題もありませんが昨日と比べると物足りない感じです。途中で百畳岩や浅間の滝に立ち寄ります。滝は水のしずくが垂れるばかりの干上がり状態で期待のマイナスイオンはありません。ジグを切って登るとベンチのある稜線にでます。右へ3分で前岳ですが展望がないとのことなのでパスします。
○気持ちの良い稜線の道を40分。最後の登りを頑張ると展望の良い東岳山頂です。先ほどまでのどんよりとした曇り空が嘘のように晴れ渡り、直射日光がサンサンと降り注ぎます。絶好のカキ氷日和となりました。今回はパイナップル味でシロップの上に生パインの乗った豪華版でした。昼から雨との予報を覆す中村氏の晴れ男ぶりに隊長は敬服いたします。
○下りは杖突峠に向かいます。水呑場で遅いお弁当をとります。ここまでは林道が入っていますので北さんの中学校の同級生が2人が会いに来ています。82才の再会は感動的でした。帰りに望岳の湯に立ち寄ります。茅野駅には予定より40分ほど早く着いたので一本早いあずさで帰ることにいたします。ホームにでたら物凄い勢いで雨が降ってきました。驟雨という表現がぴったりの激しさです。
○山と風の2周年ツアーは楽しさ盛りだくさんでした。しらびそ小屋貸し切りや稲子岳への踏み跡道、守屋山山頂でのカキ氷などなど。それにしても中村氏の晴れ男ぶりは遺憾なく発揮された3日間でした。 隊長は日頃の不摂生が祟り草臥れてしまいました(情けなぁ〜)それから基本に戻っての行動食と非常食は必携ですね。
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