甑島
遠目木山(上甑島)・尾岳(下甑島)
里港から遠目木山を望む(右端のピーク)
【行程】 | 8/4(日)晴れ [藤が丘14:47=(東急・横浜市営地下鉄・京急)=大鳥居15:58(東急イン泊り)] 8/5(月)快晴 [H4:45=(マイクロバス)=羽田空港第一T5:06/6:26=(JAL641)=鹿児島空港8:05/8:28=(バス)=串木野新港10:30/11:15=(フェリーニューこしき)=里港12:30/13:40=(バス・長目の浜展望台ほか)=ホテルエリアワン甑島アイランド16:50(泊り)] 8/6(火)快晴 [H8:00=(バス)=登山口8:26−遠目木山9:31/9:56−登山口10:29==みっちり草原入口14:14−終点14:50−入口15:37==瀬々野浦港16:25=(ナポレオン岩クルーズ)=瀬々野浦港17:32==長浜ホテルこしきしま親和館18:10(泊り)] 8/7(水)8/7(水)晴れ[H7:47=(バス)=登山口8:00 −尾岳9:10/9:42−登山口10:23==岬入口9:38−ユウマイ岬11:32−入口12:03==長浜港13:13/14:20=(フェリーニューこしき)=串木野新港16:05=(バス)=鹿児島空港17:28/19:15=(JAL652)=羽田第一T24:45] 8/8(木)晴れ [羽田第一・第二T5:34=(京急・横浜市営地下鉄・東急)=藤が丘6:54] |
【メンバー】 | 隊長、寺井、男1,女15、G2 |
○何が悲しゅうて酷暑のなかの低山めぐりかな。日本列島が猛暑に燃え盛るなか甑島へ向かう高齢者たち。なぜこの時期に甑島なのでしょうか?・・・それはカノコユリが咲き誇るのがまさにこの季節なのでありました。かのシーボルトも愛でたというカノコユリは九州や四国にも自生しているが甑島がもっとも自生密度が高い。というわけで花に興味の薄い隊長は泣く泣くツアーに参加することといたします。
○集合時間が半端なく早いので羽田空港の近くに宿を取り前泊いたします。天気予報は3日間とも晴れで雨の心配はありませんが暑さ対策が必要です。最近は山に登っていませんから体力的に心配ですが低山ですからまぁ何とかなるでしょう。
○初日は上甑島を観光して里港のホテルに宿泊。とにかく暑くて早く観光終わってほしい・・・情けなぁ〜。翌日はいよいよ島山へ挑戦です。登山口までバスで移動。標高差300mですがなかなかの急登です。湿度も高く汗が噴き出てまいります。そして恐ろしいことにアブがまとわりつきます。隊長は長袖で防備していたのですが服の上から数度咬まれました。
○前が明るくなって稜線に出ると山頂は指呼の先です。一等三角点を有する山頂からは展望が開けます。眼下には里の街が眺められトンボロ地形が良くわかります。寺井さんが担いできたスイカを舌鼓。隊長はすかさず塩を提供して隊員から感謝されました。
○午後はみっちり草原のハイキングです。こちらのカノコユリは遅咲きで満開までは少し早いぐらいです。でもオレンジ色のハマカンゾウとの豪華競演は見ごたえありです。草原とは名ばかりの険しい山道で、太陽を遮る木々がなくなると容赦のない熱線に焼かれます。ただ救いとなったのは海からの上昇気流が吹上げ涼を運んでくれました。終点の崖っぷちまで行って折り返しますが少々バテました。
○瀬々野浦まで移動します。ここはドクターコトーのモデルになった診療所があります。今は月2回の出張診療だそうです。港からチャーター漁船に乗ってナポレオン岩を海から見物しましょう。2隻に分乗して出発です。隊長の乗ったのは虹丸(4.9t)で親切な船長さんがクーラーボックスに氷と飲み物を用意してくれていました。海からの断崖絶壁に近づき見上げる地層模様は絶景でした。
○翌日も晴れです。甑島の最高峰の尾岳(604m)に登ります。登山口の標高が450mなので標高差は150mと楽勝です。急な山道もなくゆるゆると登って行きます。山頂直下まで樹林帯なので日差しも遮られて汗もあまりでません。ですがアブは相変わらず煩く気分は高まりません。
○山頂は一等三角点らしく展望が良い。80m先には第二展望台もあり北方の景色が広がります。ここでサプライズ!寺井さんが氷を担ぎあげカキ氷を振る舞ってくれました。暑い山の頂で食べるカキ氷の美味しいことといったらありません。これだから山と風の企画は面白い。
○その後ユウマイ岬へのハイキングに向かいます。バスが通れないので途中乗用車に乗り換えて岬入口へ。ここからかなりの悪路を木々につかまりながら進みます。最後はロープに掴まりながら岩場をよじ登り梯子で岬の頂を踏みます。3人も登れば一杯の頂は両側が切れ落ちて眺望は良いのですが立ち上がる勇気は出ません。結局物好きな半数の人が登りました。
○宿に戻ってシャワーを浴びると長浜港で昼食。フェリーに乗って串木野新港に戻ります。鹿児島空港からは順調に羽田空港に着陸したのですが誘導路上で停止です。雷雲の接近でそのまま4時間近く待機となりました。ロビーに出たのは午前1時でした(疲れた〜)この歳になって空港で始発電車まで徹夜とは情けなぁ〜。
○猛暑のなかの島山めぐりでしたが85才を筆頭に高齢者登山隊は全員元気で無事終わりました。目的だったカノコユリは島のそこここに咲いていて群落も沢山あり大満足です。最後の飛行機の延着はとんだハプニングでしたが飛行場でのビバークは初体験でした。今回も山と風さんのユニークなツアーを堪能した山旅でした。
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