新島

新島黒根港から宮塚山を望む



【行程】 9/18(月)晴れ [たまプラーザ20:40=(東急・JR)=浜松町21:28−竹芝21:40/23:00=(東海汽船さるびあ丸)=]
9/19(火)一時雨のち晴れ [=大島岡田港5:45/6:10=(ジェット船愛)=新島黒根港7:13=民宿7:33/8:45−宮塚山11:20/11:39=(車)=栄寿司11:55/13:22−港13:28=(大三丸)=港14:35−まました温泉16:35/17:35−民宿ふじや18:00(泊り)]
9/20(水)晴れ[宿発8:05=(車)=登山口8:16−石山8:50−大峰展望台11:20=(車)=親水公園11:30/12:20−湯の浜露天温泉12:50/13:35=(車)=若郷港13:55/14:25=(ジェット船結)=竹芝17:05−浜松町17:17=(JR・東急)=たまプラーザ18:20]
【メンバー】 隊長、男3,女8、シェルパ、ガイド



岡田港に入るジェットフォイル愛○伊豆諸島の新島へ出かけました。竹芝桟橋から夜行船で出発ですが船の調子が悪いので大島で乗り換えとなります。おかげで睡眠時間が大幅に短くなってしまいました。翌日の行動に支障が無ければよいのですが・・・。大島からはジェット船に乗り換え利島経由で新島です。さすがに人口2000人の島です、トカラ列島や青ヶ島とは違い大きな街があり信号もありました。まずは民宿に荷物を置いて朝食とします。



トラックレコード○最高峰の宮塚山までは車道が通じていますが我々は徒歩での登頂を目指します。蒸し暑いなかの車道歩きは堪えます。帰りは車でとのことでしたが行きに早くも車に乗るメンバーもいて・・・困ったものです。途中に富士見峠という展望の良い地点がありますので休憩しましょう。




電波塔の裏に宮塚山の南峰がある○富士見峠からは若干傾斜が緩くなりペースも上がります。先頭を行くのは普段から走り慣れた二人ですが、隊長はどんどん離されてされてしまいます。途中でアシタバを摘んでいる一人を追い越しましたが先頭の一人は後ろ姿も見えません。宮塚山は南峰と北峰に分かれていますが我々が目指すのは電波塔が建つ南峰です(北峰のほうが標高が若干高いのですが道が通じていません。)NHKの電波塔の裏手に山頂がありました。山頂標識もない素っ気ない山頂でした。




○展望は良く港が一望のもとです。ところがガスが出てきてみるみる真っ白になってしまいました。後から登ってきたメンバーはがっかりです。そのうちに雨が降り始め一気に土砂降りとなり慌てて下山します。すぐ下まで車が来ているので飛び込みます。街まで降りてきたら雨は上がっていました。










海から白ママ断崖を望む○島寿司を食べたらサイクリングです。坂道でもスイスイ登れる電動自転車を借ります。まずは漁船に乗って海から白ママ断崖を見物しましょう。先ほどの寿司屋の大将の紹介で格安で漁船をチャーターします。大三丸は6.6tと小さいのですが小回りが利きます。波は2mと少し高いのですが問題は風です。波を切って進むと水しぶきが半端なく襲ってきてびしょ濡れになってしまいました(波が立たないようにスピードを落としてくれたのですが)



○海から眺めた白ママ断崖は高さ250mで迫力満点です。崩れた白い砂が雪のように重なりスノーボードで滑り降りられそうなくらいです。当初予定していない遊覧でしたが大満足の遊覧ツアーでした。



○新島は二つの島が火山の噴火でつながって出来た島です。その繋がった部分が平なのでそこをサイクリングで一周します。島を西から東へ横断して帰ってきます。帰りにはまました温泉に入ります。源泉を水で割ったお湯は塩素臭くなく気持ちの良いお風呂でしたが、露天は熱くて入れませんでした(情けなぁ〜)







トラックレコード○翌日は島の南側にある石山と向山のハイキングです。ところが宮塚山の北峰にこだわる寺井さんが早朝にチャレンジすると宣言。同行者を求めます。道路からの距離は150mぐらいですが道はなく藪漕ぎです。新島には野生のシカが多くそのためダニがいるとのこと。隊長は北海道でさんざんダニの洗礼を受けているので君子危うきに近寄らずです。まったく酔狂にも何人かが手を上げ三角点探しに参加しました。5時15分に出発して無事に登頂して朝食前に戻ってきました。



○新島はコーガ石という特色のある石の産地です。島の建物や塀はコーガ石で造られています。この石を採掘していたのが石山です。ここのトレッキングコースを歩きます。コーガ石の道を上ると石山展望台です。ここにはモヤイ像があります。ちなみに渋谷のモヤイ像も新島から持って行ったものです。



○次に向山ハイキングコースに向かいます。途中に風穴からは冷たい風が吹き出していました。鹿罠に気を付けて道を逸れて第二次世界大戦の遺構に立ち寄ります。ガイドの方が発見したトーチカ跡です。一部崩れてはいますが立派なコンクリート造りで戦後78年の重みを感じさせません。









白ママ断崖を上から覗き込む○昨日海から眺めた白ママ断崖を上から覗きます。オーバーハングした崖の上から恐々と下を覗きます。高所恐怖症気味の隊長は脚が震えるのを止められません。車道を歩いて大峰展望台に着きました、ここからは噴火でつながった島の成り立ちが良くわかる眺望が得られました。海岸沿いにある湯の浜露天温泉で汗を流します。ここは無料で露天風呂が楽しめます。風の影響でジェット船が北部の若郷港から出ることとなりあわてて車で移動します。




○新島ツアーは大したことがないと思っていましたが意外と面白いものでした。夜行1泊の慌ただしい行程でしたが狭い島内をフルに観光しました。現地ガイドの方も山と風のツアーを驚きをもって迎えられたようです。とくに早朝の宮塚山北峰登山と漁船チャーターの白ママ断崖見学は印象に残ったようです。「山と風」の寺井さんにはまた楽しい企画をお願いしたいものです。




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