竹の山・イマキラ岳
荒木崎灯台からイマキラ岳を望む
4月18日 フリイ岳・横岳(口之島)
4月19日 御岳(中之島)・大浦展望台(平島)
4月20日 御嶽(悪石島)
4月21日 竹の山(小宝島)・イマキラ岳(宝島)
【行程】 | 4/21(金)晴れ[宿発7:58=(車)=やすら浜港8:05/8:11=(海春丸)=小宝島(城之前漁港)9:40/9:54−登山口10:31−竹の山11:05/11:15−湯泊温泉11:56/12:30−城之前漁港12:38/12:47=(海春丸)=宝島(前籠漁港)13:38/13:47=(車)=とから荘14:06/14:51=(大間崎・観音堂)==登山口16:29−イマキラ岳16:32/16:42−登山口16:44==宿17:20(泊り)] 4/22(土)曇り[宿発7:55=(荒木崎灯台)=宿9:38/11:19−前籠漁港11:27/12:36=(フェリーとしま2)=奄美大島(名瀬港)15:32/15:38=(タクシー)=奄美大島空港16:39/17:39=(JAL3734)=鹿児島空港18:41/19:30=(JAL652)=羽田空港21:20/22:07=(バス)=たまプラーザ22:59] |
【メンバー】 | 隊長、女7、シェルパ、ガイド |
小宝島【竹の山】102.7m
○本日は青空が見える好天です。波も昨日ほどではなく大きな揺れはありませんが、それでも酔う人がいて気の毒になってしまいます。小宝島は周囲6kmの小さな島なので歩いて散策しましょう。竹の山の麓を周遊する2kmの道を歩きます。登山口は津波の避難階段から始まります。少し上がった高台から竹林のなかの山道となります。2月に島の小学生が集団で登っているので竹が刈ってあり登りやすい道です。ここでも今晩のおかずにタケノコをゲット。
○貯水池を過ぎるとすぐに山頂です。崖淵がら眺めると集落が真下に望め高度感溢れる展望です。下山後は湯泊温泉に入ります。海岸にある露天風呂で海の水で温度を下げています。前日にガイドさんが掃除をしてくれていたので利用できました。
宝島【イマキラ岳】292m
○いよいよ最後の宝島に到着です。当初の予定通りに6島を巡れたということは奇跡としか言いようがありません。イマキラ岳までは山頂近くにNTTの造った道路が上がっています。車を降りると階段を100段くらい上ります。山頂の真ん中にはトカラ馬を形どった展望台がありました。黄砂の影響で小宝島が霞んで見えます。三角点はその先の小高い草むらの中ですがハブが怖いのでパス。
○ここの民宿は賄いができないので自炊です。おかずはレトルトカレーに刺身とタケノコなどです。このツアーは段々と宿や食料事情が悪くなるという悪いパターンです。我々のようにチャーター船で来るツアー客はキャンセルの可能性が高いので民宿が予約を取ってくれないのです。フェリーで来るお客さん優先となります。
○この島にはトカラハブが生息しています。奄美のハブよりは毒性が低いそうですが咬まれたら回復に2週間は必要とのこと。道端の草むらは避け道のまんなかを慎重に歩きます。荒木崎灯台の石段の両側にある灌木にハブが潜んでいました。ここへ来る小鳥を狙っているようです。宿のご主人が棒を持ってあっという間に2匹を捕まえました。一匹は小鳥を飲んでお腹が膨れていました。頭をつぶして殺します。
○「一度は行きたい!日本の秘境島旅 念願のトカラ列島有人6島上陸チャレンジ6日間」との宣伝文句につられて”山と風”のツアーを申し込みましたが「気象条件により大幅に遅延されることもあり帰着日が大幅に遅延されることもご了承ください」という脅し文句にビビリまくり。そういったリスクを承知で覚悟を決めた隊長でした。
○波の予報が高く一時はツアーの先行きが暗雲に覆われた時もありましたが、悪運強く何とか乗り切ることができました。それにしても水上タクシーの中村船長の巧みな舵さばきには敬服いたしました。またツアーリーダーの寺井さんも数々の困難を乗り越えご苦労様でした。メンバーの方々も和気あいあいで船酔いにもめげず前向きな姿勢は頼もしい限りでした。登山としては物足らないところが多かったのですが、トカラ列島の文化に触れられましたし、苦しい船旅を乗り切った達成感の溢れるツアーでした。
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