御嶽

荒れた海上から御嶽を望む

4月18日 フリイ岳・横岳(口之島)
4月19日 御岳(中之島)・大浦展望台(平島)
4月20日 御嶽(悪石島)
4月21日 竹の山(小宝島)・イマキラ岳(宝島)



【行程】 4/20(木)曇りのち雨[宿発8:40=(車)=南之浜港9:02/9:15=(海春丸)=悪石島(やすら浜港)10:30/10:34=(車)=南海荘10:40/12:59==登山口13:32−御嶽13:40/13:45−登山口13:57=(観光・タケノコ)=宿17:00(泊り)]
【メンバー】 隊長、女7、シェルパ、ガイド



悪石島【御嶽】584m
御嶽の山頂標識と三角点○本日の予想波高は2.9mでぎりぎりセーフ。ところが船が港を出るといきなり大揺れ。舳先を波にドンドンとぶつけ船は大きく震えます。キャビンの前室に入り後方を眺めると水平線が大きく上下し波がはじけます。前後左右に揺れまくり胃の内容物を戻す人が続出し、みな青い顔をして横たわっています。両側に袋を手にして戻す人に挟まれて隊長も気分が悪くなってきます。『ああ、神様!』生きた心地がいたしません。




悪石島の伝統行事ボゼ○この航海がハラハラドキドキ離島めぐりのハイライトでした。命からがら何とか悪石島にたどり着いた登山隊でした。この島は名前からして怪しげな島ですが、伝統的なボゼというナマハゲのようなお化けの祭りもあります。雨はやみましたが山の頂は雲のなかです。この山も山頂付近まで舗装道路があり車で上がれます。登山口からは滑りやすい急な階段を必死で登ります。補助ロープがあるような急傾斜でした。山頂に出ると強風が襲ってきます。大粒の雨が頬を打ち痛いほどでした。天気が良ければ360度の大展望が得られますが、周りは白い雲のなかで何もみえません(残念!)




○下山後はタケノコ採りにチャレンジします。ガイドさんが管理している竹林に連れて行ってもらいます。雨で湿った竹林はちょっと気味が悪いです。リュウキュウ竹はネマガリタケと似ていますが少し大きいです。小さなタケノコを手でポキッと折ります。そこここに生えていてあっという間に袋が一杯になりました。宿で調理してもらった採りたてのタケノコは大変美味でした。



○ところが話はこれで終わりません。その夜のことでした。メンバーの一人が首の後ろに違和感あります。触るとヌメッとした感触があり起きて手を見ると・・・血で真っ赤じゃありませんか!『大変だ、頭から出血した』しかし床にはまるまると太ったヒルが転がっていました。ああ怖い、湿った竹林でヒルを拾ってきてしまったようです。





2023年の記録へ