御岳(トカラ富士)・大浦展望台

海上から御岳(トカラ富士)を望む

4月18日 フリイ岳・横岳(口之島)
4月19日 御岳(中之島)・大浦展望台(平島)
4月20日 御嶽(悪石島)
4月21日 竹の山(小宝島)・イマキラ岳(宝島)



【行程】 4/19(水)曇りのち雨[宿発8:15−西之浜漁港8:16/8:31=(海上タクシー海春丸)=中之島港9:24/9:29=(車)=登山口9:51/9:57−御岳10:46/11:00−登山口11:37/11:40=(歴史民俗資料館)=中之島港14:17/14:24=(海春丸)=平島(南之浜港)15:46/15:47=(車)=駐車場15:06−大浦展望台15:07−駐車場15:09==大峰荘15:21(泊り)]
【メンバー】 隊長、女7、シェルパ、ガイド



中之島【御岳】979m
トラックレコード○翌朝は港からチャーターした水上タクシーの海春丸で中之島へと渡ります。わずか9.1トンの小さな船ですから少しの波でも大きく揺れます。でも本日は波が小さくて揺れも少なく快適でした。御岳(おたけ)は1000mには少し欠けますがトカラ列島の最高峰です。その秀麗な姿からトカラ富士とも呼ばれています。




噴煙が上がる御岳の火口○標高750mの8合目までは舗装道路で車で上がれます。ここからは急な階段が続きます。道は笹が刈ってあり快適に登れます。笹の背が低くなってくると山頂の外輪山です。底のほうに水をたたえたカルデラがあります。噴火口からは噴煙が上がり生きている火山を実感できます。もうひと登りで山頂です。すると掛かっていた雲が流れ日の光が差し込みました(ラッキー)




トカラ馬(雌)○山頂からは360度の大展望が得られますが生憎の曇り空。それでも口之島が雲に浮かんだように霞んで見えました。歩いた距離は短いのですが登山らしい雰囲気が楽しめた山でした。下山後はトカラ馬の牧場を見学。歴史民俗資料館でトカラ列島の歴史に出会います。最後に港にある西区温泉に入ります。昔ながらの共同浴場風のひなびたお風呂で白濁したお湯は効能が高そうでした。











平島【大浦展望台】131m
大浦展望台の展望図○船に乗っている間に雨が激しくなってきました。雨が降りしきるなか車で展望台へと向かいます。駐車場から10段ほどの階段を上がると20mで展望台でした。生憎の雨で視界はありませんが、ここからはトカラ列島が一望できます。それは平島が列島の直線から離れているために唯一すべてが眺められるポイントだということです。



○こんな小さな展望台がシマヤマ100選に選ばれたのもトカラ列島一望の展望が全てです。展望なく失意の隊長は展望図をカメラに収めて下山をするのでした。雨なので島内観光はパスして宿でまったりします。翌朝には雨があがり天然ガジュマルを見に行きます。一本の太い幹から四方にいっぱいの根が張り広大な面積を占める様は一見の価値ありでした。





○天候の悪化が予想されるなかで次の島に進むかどうかの判断が求められます。波の高さが3m以下であれば何とか航海できますが、行った先の民宿の手配は?いろいろ考えても答えがでません。とりあえず翌朝の天候次第ですから結論は持ち越しです。まぁメンバーが良い人ばかりなので紛糾はしませんが・・・ツアーリーダーの心労たるや想像を絶します。




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