龍良山麓・清水山
龍良山麓の自然林に君臨するスダジイの巨木
5月 9日 御岳
5月10日 烏帽子岳=城山
5月11日 白嶽=立亀岩・飯盛山
5月12日 龍良山麓=清水山
【行程】 | 5/12(木)曇り時々小雨[ホテル発7:46==P8:05−龍良山登山口8:38−スダジイ9:06−登山口9:30−P10:00==厳原10:39/12:10−万松院12:22/13:35−三ノ丸13:59−二ノ丸14:30−一ノ丸(清水山)14:37−登山口15:07−東横イン厳原15:22(泊り)] 5/13(金)小雨[ホテル発11:59==対馬空港12:21/13:50=(ANA4684)=福岡空港14:22/15:56=(ANA3850)=羽田空港17:36/18:15=(バス)=たまプラーザ19:05] |
【メンバー】 | 隊長、男4,女7、シェルパ、ガイド 隊長、男5、女8、シェルパ、ガイド |
【龍良山麓】たてらさんろく
○極めて自然度の高い照葉樹林が広がっている地域があります。対馬独自の天道信仰の聖地だったので開発をまぬかれてきたのでした。大型バスが入れないので登山口まで1.5kmを歩きます。登山口から原生林が続き踏跡も落ち葉で判然としない道です。ガイドもピンクテープを目印としているそうです。
○天道法師祠(裏八丁郭)にお参りするとすぐにスダジイの巨木に出会います。推定700年の古木は板根を発達させていて神々しいばかりです。どうやら地表が薄く岩盤が迫っているために板根が発達したようです。板根といえば小笠原のタコノキを思い出します。
【清水山】しみずやま210m
○厳原に戻り午後からは万松院と清水山に向かいます。万松院は宗家の菩提寺で代々の墓があります。日本3大墓地に数えられる荘厳な境内は思わず襟を正したくなります。ここの売店でニホンミツバチの蜂蜜をゲット(他の店は売り切れ)それにしても1瓶3000円は高い!
○次に清水山城に向かいます。雨も止み山登りできるようになりました。家の間を縫って登山口に到着。ここからは階段を登ります。清水山城は秀吉の朝鮮出兵の準備のため1591年に築かれた山城です。まずは三ノ丸へ登りましょう。約100mの標高で石垣に守られた広場からは厳原市街地が一望でき天気が良ければ壱岐が眺められるそうです。
○ここでガイドとお別れして登山隊は添乗員をリーダーとして二ノ丸へ向かいます。こちらの曲輪は標高160mで虎口、階段などの遺構が残ります。さらに進んで一ノ丸です。こちらは清水山の山頂に位置し晴れたら展望も良いのでしょうが生憎ガスの中で真っ白です。ここからは往路を戻らずに遊歩道で下ります。ところが遊歩道が見つかりません。
○でも大丈夫。隊長はこの事態に備えてハイキングガイドを持参していたのでした。結局、隊長がトップとなり皆さんを無事に下界まで引率したのでした。スマホアプリのヤマップを持っていた人もいたのですが何故か自信がなかったとか・・・信じられない?
○これで対馬6日間の旅は終わりました。最後にガスのため飛行機が飛ばない可能性があり心配しましたが、何とか無事に乗り切ることができました。天気にも恵まれた登山の4日間でしたが楽しく山旅ができ、対馬にたいする理解を深めることができました。対馬をじっくりと楽しむにはコロナ禍で韓国からの観光客が来ない間が狙い目かもしれません。
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