箒沢権現山・畦ヶ丸

権現山を仰ぎ見る



【行程】 4/6(水)晴れのち曇り [たまプラーザ6:19=(東急・小田急)=新松田8:01/8:25=(富士急湘南バス)=箒杉9:31/9:35−三角点10:34−箒沢権現山11:44/12:10−C100013:01−畦ヶ丸13:38/13:50−善六ノタワ14:22−旧権現山分岐15:08−西丹沢自然教室15:34/15:40=(富士急湘南バス)=新松田16:50/18:13=(小田急・東急)=たまプラーザ19:37]
【メンバー】 隊長、菱縞の紋次郎



○久しぶりに紋次郎さんの登場です。彼とは20年来の友人ですが2008年から山にもご一緒するようになりました。最近は同行していなかったのですが昨年末に呑んだ時に丹沢の箒沢権現山に行きたいとのリクエストがありました。この山には西沢から登山道があったのですが10数年前に廃道となっています。隊長は7年前に登っているので気軽にガイド役を引き受けたのでした。



○どうせ登るなら登山道のあった西沢からでなく、南の箒沢から道なき道を登り畦ヶ丸まで稜線を縦走しましょう。このルートも7年前に通っていますから大船に乗った気持ちでルンルン気分です。ところが経年劣化した隊長のオツムは記憶が定かではありません。断片的な記憶はあるのですが肝心の詳細が思い出せません。いきなり登山口で迷う隊長。このピンチを救ったのは地元の婆さんでした(以前あった柵が無くなっていた)



権現山の登りでは思わぬ痩せ尾根があった○鹿柵の扉を潜ると尾根上の道となります。テレビの協同アンテナ線が続くのでそれに沿って登ります。林道を渡ると明るい山道となりやがてアンテナと分かれます。734mの三角点から右に曲がり急斜面の登りとなります。踏跡は次第に薄くなり痩せ尾根を通過して行きます。大岩のある稜線を迂回しながら高度を上げて行きます。



○やがて前方に鹿柵が現れると山頂は近い。左手に回り込んで山頂を目指します。山頂には土管で造ったベンチが置かれ人の手が入った様子が伺われます。山頂からは南に白く輝く丹沢湖が眺められ結構な景観でした。ここで昼食にいたします。背中に暖かな日差しを浴びて上着を着なくても寒くはありませんでした。



○山頂からの下りで地図を出す隊長。危うく尾根を一本間違えるところでしたが、天気が良くて視界良好なので簡単に気づきました。ガレた痩せ尾根を慎重に下って行きます。この部分が登山道が廃道となった原因のようです。前方には畦ヶ丸が大きく聳えています。しっかりとした踏跡が続き迷う心配はありません。最後の登りにある笹薮は冬枯れで問題なし。あっけなく畦ヶ丸の山頂に飛び出しました。平日ということもあり誰も居ない静かな頂でした。



○ここから先は普通の登山道です。何回も通過したことがあり慣れた道ですが、気の緩みから事故が誘発されることが多いので気を引き締めてまいりましょう。気になるバスの時間はコースタイムギリギリですが何とかなるでしょう。西沢に下り渡渉を繰り返すとベンチのある広場に出ます。ここが権現山登山口だったところです。かっての登山道には立ち入り禁止の看板が立っています。



○時間が押してきたので隊長の一言でスピードアップします。その甲斐あって何とかバスには間に合いました。それにしても乗客は4人と寂しい限りです。そういえば山では誰にも会いませんでした。新松田では反省会を兼ねて居酒屋で一杯。肴は美味かったけど少々高いのが玉に傷。本日は紋次郎さんも念願かなって箒沢権現岳を制覇できて上機嫌でした。残念ながら隊長は記憶力の減退に愕然として悲しい思いに打ちひしがれたのでした(事故がなくて本当に良かった!)



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