権現山

霧氷に彩られる誰も居ない権現山山頂



【行程】 3/12(土)雪曇り [たまプラーザ5:41=(車)=浅川林道7:52/8:28−浅川峠8:57−C9909:37−権現山10:35/11:06−浅川峠11:54−P12:21/12:35==たまプラーザ17:51]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗、北の鼠男



○権現山には学生時代に登った記憶があります。もう43年も前のことです。大菩薩から牛の寝通りを大縦走して最後に山頂を踏んだのでした。今回は相棒の鴉天狗の山梨百名山に付き合い登山です。3月なのに真冬並みの大寒波襲来で山は雪で寒々しい景色です。こんな天気でも登るのか?数々の疑問はあるものの早朝の出発となります。



○林道は終点の少し手前で通行止めですが車高の高い鴉天狗車ならノープロブレム。小雪が舞うなか息健康な老人パーティは出発です。緩い登りを半時間で浅川峠に到着です。扇山への道を分け権現山へは北上します。稜線上は風が冷たい!この辺りから一面の雪景色となりガスで視界も利きません。トレースが入っていないので慎重に進みます。



幻想的なガスに包まれた霧氷の稜線○標高を上げて行くに従い気温も急低下してゆきます。積雪も5Cmくらいでしょうか粉雪を蹴散らしながら急登を喘ぎながら登ります。雪は止んだようですが、相変わらずガスが流れて幻想的な風景が醸し出されています。他に登山者の姿もなく静かな山道を黙黙と進みます。



○麻生山から続く稜線に出ると数分の行程で山頂です。丁度向こう側から男女の2人組が上がってきました。まるでトレラン装備の軽装に驚かされます(この天気で?)爽やかな青年たちは我々のトレースを下って行きました。登山隊はここを本日の目的地点とし熱いココアを飲んで昼食といたします。すると単独行が我々の後方から登ってきました。



○半時間ほど粘っても天気の回復が望まれないため山頂を後にいたします。稜線から浅川峠への道を入ると3人の登山者とすれ違います『結構な人出だこと』悪天候にもかかわらず好者はいるようです。トレースもばっちりだし後は下るだけなので緊張感もありません。チンタラと進みます。浅川峠を過ぎると雪も薄くなり林道に出ると駐車スペースは近い。



○まだ12時半なので温泉に立ち寄り汗を流して帰りましょう。一番近い松姫鉱泉に行くとやっていません。そこで数年前に入った真木温泉に向かいます。ところが日帰り入浴は中止したとのこと、都留市温泉を紹介してもらいます。三度目の正直か二度あることは三度あるか?辿り着いたら工事で休業中でした。まったく何をやっているのやら時間があったから良いようなもの、とんだガソリンの無駄使いでした。



○本日は天気が悪かったので行程も大幅に短縮してしまいました。体力的には少々不満が残るものの高齢者の登山としてはこんなものでしょう。3月なのに思わぬ雪景色にたじろぐことなく準冬山装備で安全登山に徹しました。それにしてももうすぐ春ですね。春の足音はすぐ近くまで来ています。



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