高川山

大月市街から高川山を振り返る



【行程】 12/12(土)曇りのち晴れ [たまプラーザ7:21=(東急・JR)=初狩9:32/9:41−登山口10:08−女坂分岐10:33−高川山11:22/12:15−天神峠14:05−512P14:54−おむすび山15:36−大月16:08/18:26=(JR・東急)=たまプラーザ20:09]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗、北の鼠男、リベンジ八兵衛



○昨日の大雨は嘘のように青空も覗く好天に恵まれました。今日は登山隊恒例の忘年山行です。行き先は中央線沿線で駅から歩ける高川山ですが、初狩から大月までのロングコースです。メンバーは学生時代の山友達4名です。60代半ばだというのに意気軒昂な高齢者集団でした。



○土曜日ということもあり初狩駅ではちらほらと登山者の姿が見られます。我々は駅で集合しましたが、皆なかなか腰を上げません。なんと出発が最後になってしまいました(前途多難です)林道から登山道に入ると本格的な登りが始まります。ところが前を行く八兵衛さんの息が荒い・・・まだ登り始めたばかりというのに。



○やがて女坂を分けて男坂の急登を喘ぎながら登ります。お助けロープもあって山道らしいところです。女坂との合流地点から富士山が眺められました。雪を被った頂が光り輝いています。尾根筋にでて暫くすると待望の山頂でした。意外とあっけなく到着です。山頂には多くの登山者が休んでいました。いったい何処から湧いたのでしょうか?



山頂から秀麗な富士山を抜ける○山頂では久しぶりにガスを使います。おそらく1年ぶりでしょうか。風もなく暖かな山頂は絶好の休み場でした。周囲の眺望も素晴らしく「秀麗富岳十二景」の富士山は一段と輝いていました。あまりの心地よさに1時間近くも休んでしまいました。下りは大月までの長い道のりです。こちらに下る人はほとんどいません。静かな山旅の始まりでした。



○ところが八兵衛さんの下るスピードが異様に遅い。ストックを突いて慎重に足元を定めて行きます。このまえ駅の階段で転んで怪我をしたそうです(嗚呼、歳はとりたくない)今回の登山に当たって一週間の足慣らしをしたそうですが、所詮は付け焼刃でしかありません。ウエストも94cmと一回り大きくなったメタボ体質では軽快なフットワークは期待できませんね。



○隊長が単独行で歩いたタイムの倍ほど掛けてゆっくりと縦走します。基本的には下りですが天神峠からの登り返しなど少しのアップダウンはあります・・・その度に一汗掻いては一休み。すると飛行機のようなゴォーと凄い音をたててリニア新幹線が通過して行きます。音がしてから見たのでは姿が見えません。それほど速いリニアでした。



○ようやく着いたおむすび山でした。ベンチが並ぶ展望台からは岩殿山が正面に望まれます。ここからは一気に国道まで下り大月駅を目指します。さっそく駅前の居酒屋に入り忘年会へ突入です。大月名物の餅入り餃子は欠かせません。大いに飲みたらふく食べても3000円未満とは嬉しい限りです。



○いやぁ八兵衛さんも何とかロングコースを歩ききりました。みな学生時代に帰ったような屈託のない笑顔をしています。本当にいつまでこの幸せな日々は続くのでしょうか。みなさんが健康で会える日が来年も来ることを祈念して今年も暮れゆくのでした。



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