智異山・漢拏山

稜線から智異山(天王峰)を望む



【行程】 5/24(日)晴れ [たまプラーザ7:55=(バス)=成田空港9:37/12:45=(KE716)=釜山14:53/15:21=(車)=晋州16:55(ドン・バンH)]
5/25(月)晴れ[ホテル7:33=(車)=内大理8:26/8:45−北海道橋10:50−細石山荘13:00/13:50−場基項山荘16:11(泊り)]
5/26(火)晴れ[山荘6:00−智異山7:23/7:35−法界寺9:18−中山里11:30/12:36=(車)=釜山15:00/16:12=(KE1009)=済州空港17:10/17:40=(焼肉R)=ハワイH19:04]
5/27(水)晴れのち曇り[ホテル5:50=(朝食R)=城板岳登山口7:07/7:30−水場9:47−杜鵑花林小屋10:52/11:08−C170011:50−漢拏山12:33/13:10−杜鵑花林小屋14:15−水場15:17−登山口16:59/17:21=(海鮮R)=ホテル20:46(泊り)]
5/28(木)晴れ[ホテル8:30=(車)=正房瀑布=民俗村=登山口13:28−城山日出峰13:45/13:55−登山口14:10=万丈窟=済州空港16:45/18:06=(KE717)=成田20:35/21:15=(バス)=たまプラーザ23:10]
【メンバー】 隊長、男2名、女5名、キムさん、チョンさん


【智異山】
天王峰にて ○今年の海外遠征は近場の韓国です。アルパインツアーサービスの韓国の高峰2山登頂ツアーに参加します。メンバーは寡黙な男子3名と姦しい女子5名+現地ガイド2名の計10名です。74歳を筆頭に仲の良い土佐の3姉妹など元気の良い高齢者たちでした。まずは韓国第二峰の智異山に登ります。初日は成田と関空から釜山に集合してバスで晋州へ向かいます。



○丁度韓国の連休に当たったためメジャーな登山口でないにも関わらず駐車場は一杯です。登山道は良く整備されていて歩き易い道でした。ツアーの歩行速度はゆっくりです、韓国の登山者は速いペースで追い抜いて行きます。縦走路に出ると視界が開けて躑躅の咲く草原に建つ細石山荘です。沢山の登山者が休憩しています。日本よりもカラフルな服装でした。



○小屋から半時間ほど登ると智異山が望まれるようになります。山頂付近が盛り上がってニペソツ山を彷彿とさせる山容です。ここからはアップダウンを繰り返すと本日の宿の場基項山荘です。韓国の山小屋は政府が運営していて予約制です。食事は自炊で毛布が2枚支給されます。トイレはまあまあですが蠅が多いのには閉口しました。また危険防止のため16時から3時までは登山禁止でゲートが閉められます。



○翌朝はご来光を見るために早出する人たちで朝早くからざわつきます。我々は明るくなってから出発です。いきなりの急登ですが元気に登り切ります。連峰最高峰の天王峰は登り甲斐がありました。山頂からはなじみの無い山々が連なりますが山深い眺望です。めったに見られない海まで展望が利いて大満足。



○下りは急階段を一気に降ります。滑り止めのゴムが付いているので安心です。高度を下げて行くと法界寺に到着です。冷たい水が湧き出ています。新緑を楽しみながら樹林帯を中山里に向かいます。駐車場脇のレストランで昼食です。マッコリで無事の下山を祝って乾杯します。



済州空港から漢拏山を望む漢拏山山頂にて【漢拏山】
○釜山に戻って済州島へ向かいます。機内から漢拏山の嫋やかな山容が望まれました。東側から登って北側に降りる予定でしたが、3日前に山頂付近の三角峰で崖崩れがあり通行禁止となり、東コースのピストンとなりました。城板岳登山口は平日にもかかわらず車で溢れかえっていました。



○遊歩道のような道をゆるゆる登って行きます。カラフルな登山者たちが大勢追い抜いて行きます。水だけ持ったような軽装の人も多く見受けられ、登山というよりは物見遊山という雰囲気です。流石に韓国最高峰ですね。トイレを過ぎると水場があり美味しい湧水が乾いた喉を潤します。ここから傾斜が急になり始めます。



○杜鵑花林小屋では小学生の団体が昼食を摂っています。カップラーメンを売っていました。ここからは木道となり階段を上ります。道の脇には高山植物が咲き乱れ癒されます。山頂付近は木道が広がり多くの登山者が休んでいます。涼風が汗を乾かしてくれます。



○山頂からは360度の大展望。長い裾野の先には周囲の海が広がります。それにしても長い下りでした。行けども行けども終わりが無いような感じでした。駐車場に着いた時にはほっといたしました。チェジュ市に戻って新鮮な海鮮料理に舌鼓を打ちます。



絶壁のように立ちはだかる城山日出峰【城山日出峰】
○翌日は島内観光です。昼食でビールを飲んだあとに悲劇が待っていました。世界遺産の日出峰に登るのです。海辺に聳える絶壁を見て溜息がでます。標高は180mですが急な階段が山頂まで続きます。観光客がゾロゾロと列を作って登って行きます。強烈な日差しの下、喉がからからに乾いてしまいました。それでも山頂は風が吹き抜け展望も素晴らしい。急な階段を下って駐車場に戻ります。



○韓国ツアーは天気に恵まれて素晴らしい山旅となりました。メンバーも山慣れた人たちで楽しく登山できました。韓国ガイドのキムさんの軽妙な語り口に助けられ、日本とは違った登山文化に触れることもできました。




2015年の記録へ