相州アルプス

半原高取山〜仏果山〜経ヶ岳〜華厳山〜荻野高取山

仏果山の展望台から高取山を見下ろす

○丹沢の北東前衛峰を相州アルプスと呼んでいます。４年前に縦走したことがありますが、その時には雪もなく快適な冬枯れの散策でした。でも先週に降った雪が残っているようですからアイゼンは必携です。シーズンオフのバスですが何故か２人女子ハイカーが乗っています。でも隊長の方が先に野外センター前で降りました。


○植林地を登り林道を渡ると雪道となります。日陰で氷結した道は滑り易く危険です。でもまだアイゼンは履くほどではありません。山頂付近では傾斜が急になり滑ること甚だしい（でもアイゼン履くのは面倒くさい）そんなところにノーアイゼンのオッサンが降りてきました。お互いに慎重にすれ違います。


○山頂には雪が１０Ｃｍくらい積もっています。そこに１０ｍぐらいの高さの展望台が建っています。幸い風が強くありませんから上って眺望を独り占めしましょう。丹沢の山々は雪で覆われ真っ白に輝いています。下には宮ケ瀬湖が青い水を湛えています。


○仏果山までの縦走路は氷結していて歩くのに難渋いたします（ノーアイゼンではね）仏果山の山頂も１０Ｃｍほどの積雪です。ここにも展望台があるので登ってみましょう。先ほどの高取山が眼下に望まれます。反対側にはこれから向かう経ヶ岳などが連なります。ここからの縦走路は稜線上の道が細くなり危険が増しますので慎重に脚を運びます。


○半原越で林道を渡ると急登となります。木々の間から仏果山を望みながら高度を上げて行きます。山頂の先で関東ふれあいの道と分かれると途端に道が悪くなります。一応厚木市道らしいのですが整備はほとんどされていません。道標などの整備は西山を守る会の皆さんがされているようです。これも４年前に比べるとかなり改善されています（要所に案内図が置いてあります）


○華厳山には崩れかかったベンチがあります。ここで昼食といたしましょう。荻野高取山まではフラットな稜線歩きです。荻野高取山からは新しい下山路が造られていました。稜線上のハイキングコースは採石場の拡張のために通行禁止となっていましたが、迂回路が造られて先に進めるようになりました。今回はこちらを試しましょう。


○相州アルプスは低山ながら変化に富んだ静かなコースです。特に南部は人の少ない静かな山旅が楽しめます。今回は荻野高取山からの下山路が整備されて、より楽しめるようになりました。明日はまた雪の予報です。この季節は天気予報との睨み合いとなりますね。でも新雪を蹴ってのスノーハイクも楽しそうです。





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