檜岳・シダンゴ山

縦走路のガレから檜岳を望む



【行程】 12/27(土)快晴 [たまプラーザ6:44=(東急・小田急)=新松田8:14/8:25=(富士急湘南バス)=寄8:49/8:52−ゲート9:25−釜場平10:25−雨山峠11:10−雨山11:43−檜岳12:10−伊勢沢ノ頭12:32−秦野峠13:00/13:15−林道秦野峠13:33−ダルマ沢の頭13:59−シダンゴ山14:27−寄15:21/15:40=(富士急湘南バス)=新松田16:03/16:04=(小田急・東急)=たまプラーザ17:23]
【メンバー】 隊長



○暮れも押し迫った最終土曜日「天気も良いし山に出かけるか!」土曜日なので人出が予想されますから、なるべく人の行きそうもない山を目指します。寄から雨山峠を経て檜岳を通りシタンゴ山から寄に戻る周遊コースを取ります。雨山峠から秦野峠の間は訪れる人も稀な静かな山旅が期待されます。


○雨山峠までの道は11月に通過しているので心配ありません。むしろ落ち葉が無くなり河原での道迷いが無くなりました。葉が落ちて明るい木漏れ日の中を黙々と歩きます。気温が低いので樹林帯で休んでいると身体が冷えてきます。雨山峠の手前では沢筋の中の道となりますが、細い流れが岩の上で凍っています『滑ったらいやだなぁ』と思う端からズルッと足が開きます。危うく岩に脚をぶつけるところでした。


○雨山峠に辿り着くと木々の間から真っ白な富士山が望まれます。息を飲む絶景でした。高度を上げて行くと南アルプスの山々も望まれるようになりました。霜柱の立つ凍った山道を踏みしめながら一歩一歩登ります。雨山は南に展望が開け明るい山頂でした。


○ここからは快適な稜線歩きです。檜岳の手前で大きく抉れた地点から檜岳が望まれます。思ったよりも軽い登りで山頂に到着ですが、展望もなく休まずに進むことにします。伊勢沢ノ頭を過ぎて秦野峠に向かって下ります。稜線沿いに行く秘密のルートの入り口に気が付かずに秦野峠を目指します。


シダンゴ山から紫の煙が立ち上る・・・山火事か!○これから向かうシダンゴ山を望むと、山頂直下から紫色の煙が上がっています。もしかして山火事?山火事だったら早期消火が鉄則です。消防署に連絡しなければなりません。ところが少しすると煙は消え、チェーンソーの爆音が響き渡ります。林業関係者が間伐作業を中断して食事をしていたのでした(なぁ〜んだ)


○林道秦野峠からシダンゴ山への登りは道が荒れています。15時40分のバスを逃すと1時間待ちなので必死で這い上がります。ところが気温も上がってきて厚着の身体から汗が噴き出します。シダンゴ山の山頂には誰も居ませんでした。穏やかな日差しを浴びて周囲の展望を楽しみましょう。歩いてきた檜岳の縦走路を目で追います。


○ハイキングコースを寄まで辿ります。イノシシ避けの柵を潜るとバス停は近い。何とかバスの時間に間に合いました。ゆっくりとコーヒーを飲んで饅頭を頬張り、至玉の時間を過ごします。本日は天気に恵まれて静かな丹沢を楽しむことができました。山で出会ったのは2人だけでしたが、下界に降りれば年末の慌ただしい喧騒のなかでした。





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