丹沢山

塩水橋〜本間ノ頭〜丹沢山〜塩水橋

縦走路から丹沢山を望む



【行程】 1/12(日)晴れ一時雪 [たまプラーザ4:35=(車)=塩水橋6:21/6:55−c7558:01−尾根分岐8:33−縦走路9:46−本間ノ頭10:00−円山木ノ頭10:37−太礼ノ頭11:10−丹沢山12:14/12:37−天王寺尾根分岐13:03−堂平13:43−ワサビ沢出合14:06−塩水橋14:46/15:00==たまプラーザ17:31]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



この標識はちょっと! ○年末から丹沢の峰々は白い装いをしています。加えて三連休は今冬最強の寒気団が接近してきました。でも日曜日は少し寒気が緩むようなので出撃です。かねてから温めてあった本間ノ頭への南東尾根からのアプローチです。塩水橋に車を置き丹沢山まで縦走して周遊することにいたしましょう。心配なのは標高が高い所の深雪ラッセルです。


○まだ暗いうちに塩水橋に到着しましたが既に何台か先着しています。食事をしているうちにみるみる駐車スペースは埋まって行きます。ヘッドランプで出発して行く登山者を見送り、我々は明るくなってから出発です。


○「登山道ではありません」との表示を過ぎると作業道は鹿柵を越えます。落ち葉を踏みしめながら徐々に高度を上げて行きます。やがて右手に鹿柵を見ながら登り切ると尾根分岐点です。ここは逆コースの時には迷いやすいのでしっかりと頭に刻んでおきます(場合によっては往復の可能性もあり)心配していた雪は薄らと辺り一面を覆い隠します。獣の足跡はありますがトレースはありません。


○一時的に尾根が広くなって緩い傾斜を登ります。木々の間から真っ白な丹沢山が望まれるようになりました。最後の急登をこなすとあっけなく縦走路に飛び出ました。縦走路にはたっぷり雪が積もっていますが、立派なトレースがありラッセルの心配はありません。10分少々で本間ノ頭に到着です。


○雪の着いた木の長い梯子を注意して下ります。結構な積雪のなかを円山木ノ頭、太礼ノ頭とピークを越えて行きます。この辺りは青空に太陽が容赦なく照り汗が噴き出す陽気です。澄んだ空気が嬉しい雪山でした。鴉天狗が遅れがちですが、良くあることなのでボチボチ参りましょう。


○ここから丹沢山まではメインルートですから登山者にも出会います。丹沢山の手前で4人グループを抜くと一気に山頂です。流石に人気の山らしく山頂には人が溢れていました。写真を撮ったらベンチで食事をします。先ほどまでは晴れていたのですが天気は急変して雪雲の中となります。風がきつくないので我慢できますが暫くすると手が悴んできます。


○下りは滑るのですが凍っているわけではないのでノーアイゼンです。天王寺尾根分岐からは 北側の谷筋なのでかなり下の方まで雪が残ります。堂平の林道に出た所で一休みです。ここで追いついてきたオジサンが「お先にぃ〜」と建物の蔭に消えます。よく見ると赤布マークがついています。これが噂の近道でしょうか?


○道は良く踏まれていて快適です。これなら林道を遠回りするよりもずっと良い。ワサビ沢出合で林道に出ると、後はお散歩気分で舗装道歩きです『おっと危ない!』車の轍の上は滑ります。塩水橋に戻ると近くの車はまだ駐車中です・・・みなさん何処へ行ったのでしょう?


○本日のコース核心部の南東尾根は雪の影響が少なく、心配していたようなラッセル地獄とはなりませんでした。それ以外のところは積雪はあるもののトレースが入りスノーハイキングを楽しむことができました。山頂こそ雪雲の中でしたが天気に恵まれた休日登山でした。静かな丹沢を堪能した山旅となりました。




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