キリマンジャロ

SIMBA CAMPからキリマンジャロを望む



【行程】 9/20(金)曇り [たまプラーザ17:00=(バス)=羽田17:55/19:58=(JAL189)=関空21:06/23:24=(EK317)=]
9/21(土)曇り [=ドバイ4:00/10:59=(EK725)=ダルエスサラーム5:20/19:03=キリマンジャロ20:25/20:42=(車)=ホテル21:28(泊り)]
9/22(日)曇りのち小雨 [ホテル8:08=(車)=NALEMORU GATE(1990m)11:00/12:19−最終集落13:40−SIMBA CAMP(2625m)15:44(泊り)]
9/23(月)曇り[SIMBA CAMP8:08−C28909:15−C312510:15−FIRST CAVE11:15−SECOND CAVE11:45/12:20−KIKELEWA CAMP(3630m)15:19(泊り)]
9/24(火)曇り時々晴れ [KIKELEWA CAMP8:16−C400010:13−MAWENZI TARN CAMP(4310m)11:37(泊り)]
9/25(水)曇り時々晴れ[MAWENZI TARN CAMP8:25−C42509:50−C428011:15−C444012:22−KIBO CAMP(4700m)13:24(泊り)]
9/26(木)曇り時々雪 [KIBO CAMP 23:45−C500012:23−C52903:23−C55305:24−GILLMAN’S POINT(5681)6:20−KIBO CAMP 8:00/13:34−C418515:00−HORONBO CAMP(3700m)16:55(泊り)]
9/27(金)曇り一時雨[HORONBO CAMP7:24−C272511:02−MALUNG GATE14:25/15:36=(車)=モシ市街16:45/18:05==アリューシャ(泊り)]
9/28(土)晴れ[アリューシャ8:17=(タランギーレ・ドライブ)=Tarangire Safari Lodge(泊り)]
9/29(日)曇り [Lodge7:55=(クレータードライブ)=Manyara Wildlife Safari Camp(泊り)]
9/30(月)曇り[Camp8:30=(車)=アリュシャ空港10:28/12:34=(PW432)=ダルエスサラーム14:34/14:45=(車)=ホテル15:35(泊り)]
10/1(火)晴れ[ホテル9:00=(市内観光)=ダルエスサラーム空港14:25/16:52=(EK726)=ドバイ23:25/2:50=]
10/2(水)曇り[=(EK318)=成田17:55/19:11=(バス)=たまプラーザ21:02]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗、R田、R山、S形、O井、T下、H



○退職を機に憧れのキリマンジャロに挑戦することになりました。9月の三連休を挟んでのツアーを申し込みます。このツアーにはタンザニアに詳しい日本人のスタッフが付き添いますし、日本人が少ないロンガイルートから山頂を狙うユニークなものです。テント泊ですが荷物はポーターが運んでくれるので負担は小さいようです。


○関空からエミレーツ航空でドバイに行きそこからダルエスサラームに行きます。そこから国内線でキリマンジャロ空港へ、ホテルへ着いたらもうクタクタでした。翌日はマレモルゲートから出発です。荷物の振り分けに時間が掛かりポーターの出発が遅れます。総勢40名ほどの登山隊は一大勢力です。


○キャンプ場の手前で雨が降り出しカッパを着ます。マットとシュラフが濡れたのには閉口いたしました。翌朝になったら目の前にキリマンジャロが雄大な姿を現しました。灌木帯では目を皿のようにしてカメレオンを探しますが一匹も見つからず(・・・残念!)


○3日目には頭痛に加えて寒気までしてきました。体温を測ると38.2度もあるじゃありませんか!慌てて風邪薬を飲みますが翌朝も下がりません。強力鎮痛剤を飲んでなんとか体温は下がりましたが心配は尽きません。案の定足元がふらつき吐き気までしてきました。荷物を持ってもらいダブルストックで何とか着いて行きます。


GILLMAN’S○テン場に着いても息が上がりとても登れる状況ではありません。それでも仮眠して夜中に出発です。始めは何とか着いて行きましたが、途中から立っているのも辛くストックに持たれて休みます。結局サポーターを付けてもらい本体とは別れて登ります。天気は荒れ模様となり吹雪が襲ってきますが、ボケた頭では考えることができません。始めのうちは暑かったのでフリースの手袋でしたが、今や手先が痺れるような寒さです。慌ててスキーの手袋に変えますがどす黒く固まった指先は思うように指先が入りません。まるで自分の手先とは思われません。


下山後はサファリ・ドライブを楽しむ○何度か励まされながらギルマンズポイントに到着した時にはもう力は出し切りました。登頂の感激を得ることもなく、周囲の景色を楽しむのでもなく。でくの坊のように立ち尽くし、言われるままに下山を開始します。


○隊長以外の7名は無事にウフルピークに登頂を果たし意気揚々の凱旋でした。残念ながら高度障害には勝てません。私のキリマンジャロ登山はこうして幕を下ろしたのでした。下山後はサファリ・ドライブを楽しみ帰国いたしました。身体に変調をきたしてしんどかったのですが、何とか乗り切ることができました。帰国してからキリマンジャロコーヒーを味わいながら夢のようなツアーを思い返しています。




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