源次郎岳
木々が刈りはらわれた山頂は禿山のようで哀れ
【行程】 | 5/25(土)晴れ [笹子雁ヶ腹摺山から=>嵯峨塩深沢林道登山口12:55/13:05−源次郎岳13:34/13:43−P14:12/14:20==嵯峨塩鉱泉14:30/15:07==たまプラーザ18:20] |
【メンバー】 | 隊長、林道の烏天狗 |
○源次郎岳には40年ほど前に上日川峠から縦走しました。その時は嵯峨塩鉱泉へ下ったのですが、あいにく宿が休みで人が居ませんでした。おまけに表の公衆電話からは104が掛けられないという信じられな状況で、タクシーも呼べませんでした(何とかしてよ電電公社さん・・・心の声)その結果、疲れた脚で林道を延々6Kmぐらい歩いた悲しい記憶があります。
○今では嵯峨塩深沢林道からの登山口が標高1400mにあり、わずか30分で山頂を踏めるらしいとの嬉しい情報です。冬季閉鎖の林道ゲートは開いており登山口までスムーズに上れました。ちょうど下山してきた単独行が離脱し、駐車場には我々だけとなりました。新緑の林の中を綺麗な蝶々がヒラヒラと舞う幻想的な世界です。春ゼミのシャワーの中を出発します。
○「H23年に登山者が熊に襲われて怪我をした」との注意書きが貼られていて緊張が高まります。ゆるゆると林の中の登りを進むと、あっと言う間に源次郎岳への分岐です。ここから尾根を急降下して、半分ぐらい登り返します。ここで複数の登山者に出会いましたが、彼らは何処から来て何処へ行くのでしょうか?(・・謎です)みなさんの荒い息で汗まみれの姿を見ると、帰りの登り返しが心配です。
○平らな山頂は周囲の木々が刈りはらわれ展望が得られます。ツツジの花と塩山の眺望は良いのですが、木々が転がって緑が無い山頂広場は殺伐とした印象でした。それにしても三角点の隣に立つ山梨百名山の標柱はずいぶんと草臥れていました。前回は主稜線から空身で往復したのだったなぁ・・・と、遠い目の隊長。
○やはり登り返しは脚に来ました。上がった息を整えながら駐車場に戻ります。すると前方から単独行が登って来ます。何処かで見かけたような?そうです笹子雁ヶ腹摺山ですれ違ったオジサンじゃありませんか。向こうも我々に気が付いたようです。同好の士との嬉しい遭遇でした「今日2山目ですか?」と声を掛けられましたが「いんや3座目だす」と返します「朝一番に百蔵山登ってきましたよ」またまた驚かしてごめんなさい。
○帰りには嵯峨塩鉱泉に立ち寄ります。15時までとのことでしたが、何とか30分前に滑り込みです。建物は40年前と同じでしたが、外見は随分と立派になっていました。5人で一杯になる狭い洗い場と湯船でしたが、力のある内湯と渓谷美が楽しめる露天は一浴の価値ありです。お客さんも多く繁盛しているようです。いつの日にか山奥の静かな鉱泉宿に泊りに来たいと思いました。
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