寸又三山

沢口山

前黒法師岳の白ガレの頭から沢口山を望む(2013.4.28)



【行程】 4/29(月)快晴[寸又峡7:46−稜線8:14−展望所9:00−富士見平9:33−沢口山10:05/10:28−富士見平10:47−送電線鉄塔11:26−寸又峡(町営温泉)11:53/12:50=(車)=たまプラーザ17:50]
【メンバー】 隊長、林道の烏天狗



ヤマイワカガミの群落がありましたこちらを覗うカモシカ君 ○三連休の最終日は沢口山です。ここは地元の小学生が集団登山する易しい山です。コースタイムが短いので、宿で朝食を摂ってから出発します。バス停前のカモシカ像脇を入り日向山コースを登ります。始めは植林帯の急斜面でジグを切りながら高度を上げて行きます。稜線に出ると広い尾根を緩い傾斜の登りとなります。



○途中でヤマイワカガミの群生地があります。一面に白い可憐な花が咲き乱れていました。展望所からの展望は期待外れです(朝日岳や前黒法師岳の雄姿を期待していました)でも寸又峡と山が眺められます。富士見平は木が大きく育ち展望はありません「富士山は何処だぁ〜」木々の間から前黒法師岳が望まれるだけでした。



○鹿のヌタ場までは雑木林の緩い登りです。ここにトチの大木がありました。すると突然、前方にガサガサと動物の逃げる音がします。あの真っ黒い獣は何でしょうか?立ち止まってこちらを窺う愛嬌のある顔はカモシカ君じゃありませんか!



○最後の急な登りで山頂です。電波の反射板と東屋があります。東に大きく開けた山頂からは思いのほか雄大な展望が得られました。一座づつ案内板で山並みを確認して行きます。一昨日に朝日岳の展望所から同定した山名が間違っていたことに気づき『ショック!!』とくに池口岳は自信があっただけに悲しい。



山頂からは東側の展望が広がります○大無間岳と朝日岳の間に聳える風イラズの山容の鋭さに感激!いつかは登りたい山となりました。山頂には単独行が2人いました。そのうちの一人は寸又峡で何回か見かけたオジサンです(ラガーシャツに麦わら帽子の目立つ奴)聞けば三連休は前黒法師岳・朝日岳・沢口山と何処かの誰かと同じ考え。一気に親近感が増します。



○下りは富士見平から猿並平コースを取ります。こちらは日向山コースより踏まれていませんが、新しいマークは充分です。期待していなかったのですが前黒法師岳が眺められるポイントがありました(ラッキー!)送電線の鉄塔を過ぎるとつまらない植林帯の下りですが、寸又峡の喧騒が聞こえてくるので頑張ります。あまり研究していなかったので、登山口が光山荘の駐車場脇とは知りませんでした。ナイスな展開にほころぶ隊長。



○町営温泉で汗を流したら、名物の抹茶ソフトを食してから離脱いたします。三連休の最終日でしたが、時間が早かったので本格的な渋滞には巻き込まれませんでした。なんとか6時前には帰宅することができました。今回は2泊3日で寸又三山を登りつくすというプランでしたが、天候にも恵まれ貫徹することができました。麓の旅館で泊るという軟弱さでしたが、老いた身体に相応しい山行でした(嗚呼、栄光の登山隊は何処へ)



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