寸又三山

朝日岳

前黒法師岳の登りから朝日岳を望む(2013.4.28)



【行程】 4/27(土)晴れ [たまプラーザ3:08=(車)=寸又峡6:38/7:03−林道7:40−稜線8:46−合地ボツ9:23−展望所9:45−栗の木沢の頭10:52−朝日岳11:02/11:23−合地ボツ12:10−林道13:22−寸又峡13:52(光山荘泊り)]
【メンバー】 隊長、林道の烏天狗



猿並橋は意外な高さで怖い ○今年のGWは前半の三連休で寸又三山を狙います。南アルプス前衛の山々はヒルの出没しない秋から春先が吉のようです(GWがギリギリかも)幸い3日間とも天気は良さそうですから、新緑の峡谷美を目いっぱい堪能しましょう。もう車中泊をする元気も無いので寸又峡では旅館に連泊とします(登山隊としては超豪華なプランです)


○連休初日なので高速が混む前に3時スタートといたしますが、年寄りには辛いものがあります。新東名の静岡SAからスマートICでショートカットします。寸又峡の駐車場はGW中には1日500円と有料です。そこで宿泊する光山荘の駐車場に停めさせてもらいます。早立ちの甲斐あって高速が順調に流れていたので7時には出発できました。


○寸又峡の温泉街を通って朝日岳方面に林道を辿ります。「入口」の表示に誘われて網で囲まれた公園に入りますが・・・出られないじゃないですか!何とか網を潜って下の林道に降ります。猿並橋は水面からの高さがあります。高所恐怖症気味の隊長は揺れる吊橋にビビリっぱなし。


山頂からは木々の間から大無間山が望まれる○ようやく対岸に着くと急登の始まりです(おいらん坂)天気は良いが気温が低いのでほとんど汗はかきません。しばらくすると寸又峡左岸林道に出ました。ここからキツイ登りが続きます。ようやく稜線に出ると、向かい側から涼しい風が吹き抜けます(・・少し寒いかも)


○合地ボツからは緩い稜線の登りとなります。ところが急に風が強くなり気温の低下が著しい(どうも気圧の谷が通過したようです)こちらの尾根は冷たい北風が当たり身体が震え上がります。展望所からは谷を挟んで前黒法師岳が大きく眺められます。これから向かう朝日岳の鋭い山頂には溜息が出ます。遠くに雪を被った南アの主稜線が望まれます。ヤシオの群生地ではピンクの花が咲き始めているところです。


○ロープの急登を過ぎると栗の木沢の頭です。ここから傾斜は緩くなり山頂を目指します。いままで誰にも会わなかったのですが、山頂には10数人の登山者がいました。大きな犬を連れたパーティもあり驚かされます。樹木に囲まれて展望は良くありませんが、遠くに富士山が望まれ木々の間に大無間岳が見え隠れします。


○帰り道では厳しいロープの下りを無事に通過し、合地ボツ手前のなだらかな稜線まで順調に下って来ました。ここまで来れば大丈夫と気の緩んだ瞬間に、ザックに『ド〜ン』という衝撃が走ります。何が何やら訳が分からず振り向くと・・・鴉天狗が落ち葉に顔を埋めて這いつくばっているじゃありませんか「どうした、大丈夫か?」慌てて駆け寄る隊長でした。


○このあと脚を引きずる相棒のスピードは低下し、犬にも抜かれる始末(情けなぁ〜)それにしてもあの犬は吊橋をどうやって渡ったのでしょうか?すっかり観光地化した寸又峡に戻り光山荘にチェックイン。入湯券をもらって町営温泉にGO!PH8.9もあるアルカリ性の湯はヌルヌルしてお肌スベスベの「美女づくりの湯」でした(湯元から3.8Kmも引いているので43℃の湯も沸かし直しで循環でした・・・残念!)



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