棚横手山

稜線から棚横手山を望む



【行程】 2/10(日)快晴[達沢山から=>大滝不動奥宮13:55/14:03−稜線14:39−棚横手山15:00/15:15−展望台15:45−P16:00/16:13=天空の湯16:30/17:40=たまプラーザ20:02]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



大滝不動裏の滝は氷結していました ○最後の山は棚横手山です。林道菱山深沢線は冬季閉鎖ですが、勝沼から大滝不動奥宮までは開通しているようです。ところがナビに目的地が入りません。隊長のSONYは勝沼からのルートが取れませんでした。ところが相棒のPANAはルートを示すじゃありませんか。いつもはトンデモ駄目ナビですから半信半疑です。細かい所は地形図と少々違いますが、何とか行けそうです。


最後の林道からの登山口○小さな表示板が「大滝不動」を示しますから導かれて行きます。途中で前宮と奥宮の分岐がありましたが、ナビは直進の前宮を示しています。こうなったらとことんナビに従ってみましょう。前宮を過ぎると小さな鳥居を潜って??狭い道に乗り入れ、キャンプ場のような所を強引に突っ切り急傾斜を登って行きます。すこし広い林道にぶつかりますが、二度の切り替えしでようやく左折できました。地形図では先ほどの分岐に繋がるようです(何故、あちらを案内しない?)


○快適な林道で高度を稼いで行きます。すると前方に雪が残る駐車スペースが現われます。この先は冬季閉鎖でゲートが閉まっていました。先行車が1台駐車しています。まず大滝不動の山門を潜り急な階段を上ります。石段の上は凍っていて滑りそうです「帰りはヤバイな」早くもアイゼンを車に置いてきたのを反省します(でも取りに戻りません)何とか本殿まで上がりましたが、実はここからが大変でした。凍ってツルツルの鉄橋をドキドキで渡り、雪が融けて凍った大滝脇の遊歩道を慎重に通過します。


○道は山腹を巻いて進んで行きますが、山頂とは逆方向に向かっています。これでは明らかに遠回りです(・・・急がば回れというが)手持ちの情報を見たら直登しています。それなら我々もお堂の横から杉林に突入です。歩き易いところを探しながら高度を上げて行きますが、間伐材が転がっていたりして歩き難いこと夥しい。ようやく急斜面から脱して左の尾根に乗ると緩い直登で進みます。


○途中で雪が積もった林道に出ました。左に進み歩き易いところから次の斜面に取り付きます。しばらく登ると登山道に出ました。この道を少し登ったら稜線でした。ここに道標がありましたから間違いなく正規のルートです。ここからは富士山が眺められます。雪の無い登山道は歩き易いのですが、太陽は容赦なく降り注ぎ忽ち汗だくです。ようやく辿りついたのは林道でした。視界にガードレールが入った時にはがっかりです。


山頂(大富士見台)から富士山の眺望林道から大滝不動を望む○林道脇の階段に「山火事注意」の幟がはためいています。ここから山頂までが思いのほか遠かった。すぐかと思っていたら林道に沿って左奥まで進みます。汗まみれで最後の急登を攀じ登りました(なまじ近いとペースが狂います)それでもショートカットの甲斐あって1時間弱での登頂でした。山頂には「大富士見台」の標識があり富士の雄姿が展望されます。


○帰り道は登山道を下りましょう。稜線の分岐から下り、林道を下に見ながら並行して奥に進みます。林道に出てから更に進むと、大滝不動への道を分けその先に展望台があります。展望台は木々が育って見晴らしがよろしくありません(残念!)心配していた大滝不動の階段は、陽が当たり氷はほとんど融けていました。


○丁度、先行車の2人連れが林道から下山してきました。高尾山まで足を伸ばして周遊してきたそうです。我々は本日3山目などと口が裂けても言えません。帰りには天空の湯に立ち寄り汗を流します。露天からは奥秩父方面の景色でしたが、食堂からは南アルプスが一望できます。折しも夕陽が荒川三山に沈みこみ、これを眺めながらの湯上りの一杯は堪えられません(もちろん水ですが、隣のビールが羨ましい)


○笹子トンネルが開通しましたので混雑を心配しましたが、何とか8時には帰ることができました。やっぱり山梨百名山は近くて良いですね。本日の山は標高が低く雪は思いの外少なく肩透かしでしたが、静かな冬の低山散歩を満喫することができました。また雪が降ったら出撃しましょう。



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