春日山

電波塔の建つ春日山山頂(三角点は奥)



【行程】 2/10(日)曇りのち晴れ[たまプラーザ4:08=(車)=鳥坂トンネル出口6:42/6:58−鳥坂峠7:10−春日沢の頭7:51−春日山8:06/8:20−春日沢の頭8:41−P9:28/9:38=>達沢へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



○水曜日の雪は東京では空振りに終わりましたが、山梨県の山間部ではかなりの降雪があったとの情報に喜び勇んで出陣です。でも悲しいことに土曜日は疲れが残り、日曜日の出撃となってしまいました(・・・嗚呼、歳はとりたくない)それでも鳥坂峠への道には除雪された雪が残っていますから、雪山への期待は高まります。


春日沢の頭から南アルプスを望む(このコース唯一の展望台)○鳥坂トンネルを抜けると広い駐車場があります。準備をしていると乗客の居ない路線バスが喘ぎながら通過して行きました。他に通行する車も無く何とも侘しい峠道です。まず道を渡ってゲートの下りた旧道を進みます。数分で旧トンネル脇から道標に従い山道に入ります。ジグを切って登るとあっけなく鳥坂峠でした。


○ここからは稜線歩きです。始めのうちは雪が残りますが、途中からは土が見えてきました。落葉した木々を縫いながらゆるゆると高度を稼いで行きます。少し急な登りで春日沢の頭でした。ここには三角点があり南アルプスの展望が開けます。残念ながら少し霞が掛かったような大気の状態でクリアな展望ではありません。


春日山の山頂にて○ここから一気に下ります。前方に見える雪の着いた山頂がどんどん高くなり、登り返しを考えると気持ちが萎えてきます。気温は低いのですが急登なので、荒い呼吸とともに汗ばんできました。傾斜が緩くなると前方の広場に電波塔が見えました。雪原を横切って奥に進むと、山梨百名山の標柱の立つ山頂でした(1235mと誤って春日沢の頭の標高が記入されている)あまりにあっけない山頂に調子が狂います。先ほど奥に見えていたピークは名所山だったようです。山頂からの展望はありませんから、電波塔の脇で休みましょう。


○このコースのハイライトは春日沢の頭への登り返しでした。短時間ですが結構な急登を一気に登ります。一汗かいたら、あとはちんたら戻るだけですが・・・好事魔多し!静かな山に鴉天狗の悲鳴が響き渡ります。落ち葉の積もる下りで滑って、古傷の膝を捻ったようです。顔をしかめ動かない相棒の姿に、前途に暗雲を感じる隊長でした。



○少し休んでから何とか騙しだまし駐車場まで戻りました。いやぁ一時はどうなることかと思いましたが、大事にならず良かったです。それにしても思っていたほど雪が残っていませんでしたので、楽しみにしていたスノーハイクは不発に終わりました。でも静かな低山ハイクを楽しむことが出来ましたよ。春日山は林道から10分で登れてしまうのですが、それでは面白くありません。林道が冬季通行止めのだからこそ、鳥坂峠からのアプローチが生きてきます。それでは次の目的地の達沢山に向かってGO!





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