長者ヶ岳・天子ヶ岳

佐野峠から長者ヶ岳・天子ヶ岳・富士山を望む(2012.12.08)



【行程】 12/23(日)ガスのち曇り[たまプラーザ4:02=(車)=休暇村富士6:38/7:15−稜線8:00−長者ヶ岳8:50/9:03−天子ヶ岳9:39/9:46−林道10:44−P11:/11:25=>竜ヶ岳へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



ガスで何も見えない長者ヶ岳山頂にて ○今年の忘年山行は富士山を眺めに天子山塊です。この季節には日の出でダイヤモンド富士が見られる人気のスポットのようです。まずは長者ヶ岳と天子ヶ岳の周遊コースから参りましょう。昨日までは快晴の天気予報だったのに、新東名では「雨:走行注意」の表示とはどういうこっちゃ。小雨の降りそぼる田貫湖畔の休暇村富士に到着です。




○予定より少し早く着いたのですが、雨の中を出発する気力が湧いてきません。間欠ワイパーの掃き清める水滴を無言で見つめ続ける登山隊でした。天気予報では静岡県東部は曇りですから少し様子を見ましょう。一度は止んだと思い車から出ますが、パラパラと降り出し慌てて引きこもります。何だかんだといって30分以上もウダウダしてしまいました。





天子ヶ岳の山頂は標識だけ○登山口からは植林地帯の急登ですが、ジグが切ってありぐんぐん高度を上げて行きます。稜線に出ると東海自然歩道にぶつかります。ガスの中に微かに先行者の鈴の音が聞こえてきます。C1060mで一休み、ここから急登となります。山頂手前で大きな荷物の男性を抜きましたが、同行の女性とは同着でした。彼らはテント持参の毛無山縦走組です。





○山頂からは大展望が得られるはずでしたが・・・残念ながら濃いガスに覆われて何も見えません。テント組は晴れるとの期待を持っていたようですが、隊長は諦めるように引導を渡します(偉そう〜)気温が低いので休んでいると寒くなりますから、記念写真を撮ったら先に進みましょう。天子ヶ岳への縦走路は歩き易い道です。緩い下りが鞍部まで続き、天子湖への道を分け急坂を登り返します。





天子ヶ岳山麓のパラグライダー場○天子ヶ岳の山頂は何の変哲もない、ピークとは呼べないような丘でした。少し下った広場が由緒ある地点のようです。東端に富士山展望台もありますが、一面の白いガスが広がるだけでした。落ち葉が積もった広場は迷いやすい所ですが、白杭に赤ペンキの登山道表示に導かれます。





○急な道を支尾根に乗って白糸の滝方面に下ります。植林地帯に入ると傾斜は緩くなりますので足取りも軽くなります。林道に出たら道標に従い左折して田貫湖を目指します。パラグラーダーの飛行場を経て一般道に出ます。天子の森オートキャンプ場を通って田貫湖畔の休暇村富士に戻りました。ようやく薄日が差すようになりましたが、まだ山頂付近は厚い雲に覆われています。田貫湖からの長者ヶ岳の姿に未練を残しつつ、次の目的地の本栖湖畔を目指します。



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