高ドッキョウ・貫ヶ岳
白鳥山から貫ヶ岳を望む
【行程】 | 12/9(日)曇り時々晴れのち小雪 [道の駅とみざわ7:30=(車)=樽峠登山口7:58/8:08−樽峠8:39−展望台9:33−高ドッキョウ10:03/10:13−展望台10:32−樽峠11:06−平治の段11:46−晴海展望台12:15−貫ヶ岳12:39/12:46−晴海展望台13:13−平治の段13:36−樽峠14:00−P14:18/14:25=>白鳥山へ] |
【メンバー】 | 隊長、林道の鴉天狗 |
○この冬一番の厳しい冷え込みです。かなり着込んだので寒くはなかったのですが、困ったことにシュラフから出る勇気が湧きません。おまけにスモークドガラスに騙されて外は暗いと勘違い。6時半の起床となってしまいました。出発準備をしてると4駆から降りた姉さんが「何処へ登るのか?」と聞いてきます「高ドッキョウ」と答えると「じゃあ会うかも」ですって。
○我々はコンビニに立ち寄り昼食を買って行きます。樽峠の駐車場は狭いので先を越されては一大事です。でも隊長曰く『女性陣はトイレが長いから大丈夫』・・・ところが先着しているから驚きです。苦節60年掛けて築き上げた知見は、あっけなく崩れ去ったのでした。こちらの林道も中部横断自動車道のトンネル工事で影響を受けています。幸い日曜日で工事は休止中ですから事なきを得ましたが、ダンプが行き交う狭い林道を通過するのは勘弁してほしい。
○5台も停めれば満杯の駐車場ですが2番乗りなので余裕です。先ほどのパーティは貫ヶ岳から高ドッキョウと登山隊とは逆順のようです。後続車が来たので数分遅れで出発しますが、もう樽峠には姿が見えません。なかなか脚の揃った人々でした。樽峠には古い観音様が居て、いかにも寒村を結ぶ峠といった風情です。
○小さな起伏を越えながらなだらかな稜線を行きます。1時間弱で清水方面の展望台です。どんよりとした雲が低くたれこめ、駿河湾が鈍い光を映しています。最後の急登は脚に来ました。地形図ではそれほど急でもなく標高差も150mほどですが、実際に歩いてみると急な登りが200mほど続くという印象です。登り切ったところが山頂かと思ったのですが、標識がありません。どうやら糠喜びだったようです。山頂はこの奥にありました。
○このころから気温が低下し始め、雪がチラチラ舞い降りるようになりました。帰りは小さな登り返しがあるもののほぼ下りです。途中で6人とすれ違いました(割と人気があるんですね)ほぼ2時間半で樽峠に戻りました。
○樽峠から平治の段まで一気に登ります。始めは樹林のなかをノンビリ歩きますが「貫ヶ岳登山道入口」の標識が現われ、ここから急な階段が延々と続きます。途中で休んでいると朝のパーティとすれ違います。最後尾の人は「ちょうど半分だ」と一人で納得していたようですが・・・明らかに登山隊の勝ちでしょう(別に競争してませんが)
○階段が終ると緩い傾斜となりますが、なかなか平治の段につきません。今度は分岐からすぐに十国展望台です。残念ながら富士山の上部は雲の中でした。大きく下って登り返すと979Pです。見晴らしの良い地点で昼食とし熱いスープを食します。すぐ先が晴海展望台でした。眺めはこちらの方が良いのですが、冷たい風が当たるので寒い。
○ここから大きく下りますが、貫ヶ岳の山頂は見下ろす位置にあります。キツイ登り返しで待望の山頂でした。木々に囲まれて展望はありませんが、白鳥山が透けて見えます。あとは戻るだけですが晴海展望台までの登り返しが厳しかった。つい弱音を吐きそうになりますが、そこをグッと堪えて黙々と足を出します。平治の段までくれば後は下るだけです。長い階段を抜ければ樽峠は近い。
○駐車場には我々の車の他には先行パーティの車だけです。やはり気合の入った登山隊は無敵でした(ホンマかいな?)他の皆さんはどちらか1山だけで帰ったのですね。もっとも静岡県側からも登ってきているようでした。このまま帰ったのでは勿体ないので、帰りに白鳥山に寄って行きましょう。
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