富士見山

展望台から富士見山(山頂は奥)



【行程】 11/25(日)快晴 [=>滝戸山から==平須10:46/10:57−第二小屋11:38−c130012:18−御殿山分岐(稜線)12:58−展望台13:04−富士見山13:22/13:35−御殿山分岐13:58−c120014:20−P14:54/15:12==つむぎの湯15:31/16:27==たまプラーザ22:03]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗



○滝戸山を素早く離脱した登山隊は富士見山を目指します。52号線は紅葉目当ての観光客で混雑しますが、寺沢川に沿って右折すると交通は途絶えます。ながとみ青少年自然の里を目指して左折すると道は細い急坂となります。ところがその先の平須集落内の道は脱輪しそう。狭くて直角に曲がっています『こんな所で対向車が来たらおしまいだぁ』冷や汗を掻きながらハンドルを握りしめる隊長(何故、私が運転を?)


標高50m毎に親切な道標がある○終点の登山口には数台の駐車場があり、最後の1台に滑り込みセーフ(もう後からは来ないと思いますが)何とか11時前には歩き出します。登山口はバス停前の階段を上がります「700m/1640m」と現在地と山頂の標高が表示されていますが、何と標高差が940mもあるじゃありませんか!加えて「富士見山まで3時間半」とは溜息が出ます。


○道標は標高50m毎にあるし、距離・時間のものもあり、登山道を示す表示も多数あります。登山道は落ち葉が積もって判りにくい所もありますが、親切な道標に導かれます。それにしても30分も歩かないうちに「山頂まで2時間」とはどういうこっちゃ・・・どうやら地元では展望台を山頂と呼んでいるらしい。途中に休憩所のような朽ちかけた小屋が2つありますが、ちょっと立ち寄る気持ちにはなりません。でもビバーク時には雨露をしのげそうです。



○1150mから先は山腹をトラバースします。ロープと鎖が付いて足元が悪いので慎重に進みましょう。ここで初めて登山者とすれ違います。標高1200mからは再び急登となり、ジグをきりながら稜線を目指します。左側には大きなガレが口を開けていて迫力満点。背中には富士山が木々の間から望まれます。中腹に雲が掛かりますが山頂付近は晴れています『どうか山頂に着くまで雲が掛かりませんように』祈るような気持ちで高度を稼いで行きます。



木々の間から赤石岳が望める山頂○下山してきた登山者から「南アルプスがとっても綺麗でしたよ」と話しかけられますが・・・「もう朝見たもんね」と答える鴉天狗のセンスを疑います。話が繋がらないじゃありませんか。汗を掻きながら稜線に辿りつくと・・・あとは平坦?(確かに標高差はありませんが)まずは展望台に登ります。



展望台から富士山を望む(反対側には南アルプスが連なる)○富士山は中腹にあった雲も取れスッキリとした美しい姿です。反対方向には雪を被り白く輝く南アルプスの山々が連なります。なかでも赤石岳が意外な近さに見えたのには驚きました。あとは三角点を踏むだけです、大きく下って登り返しますが、何回騙されたことでしょう。ヘロヘロになりながらも山頂にたどり着き、山梨百名山の標柱にタッチ。こちらの展望は良くありませんが、木々の間から聖岳が望まれます。


○下りは一気と行きたいところですが、もう脚が言うことを聞きません。惰性で落ち葉を踏み分けます。目線を上げると木々の間から正面に望まれる富士山に雲が掛かってきました(ラッキー)最後は脚を引きずるようにして1時間20分で駐車場に到着です。まだ3時前なのに他の車はありません。本日出会った登山者は6名と寂しい限り。


○帰りには「つむぎの湯」に立ち寄り汗を流します。素朴な施設でしたが源泉には力がありそうです。今回は天候にも恵まれ身延線沿線の山梨百名山を2日間で4座ゲットいたしました。富士山と南アルプスの展望が得られ幸いでした。この周辺は日帰り圏内ですが、交通費を考えると1泊バッチ処理も一考かと。さて帰りは混雑の中央道を避けたつもりでしたが、東名は60Kmの大渋滞で帰宅は10時を回ってしまいました(辛かった〜)



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