冠山
冠峠から冠山を望む
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【行程】 8/11(木)ガスのち晴れ [能郷白山から=>冠峠10:51/11:14−冠山12:06/12:24−駐車場13:08/13:25==いなべ16:35(六石高原ホテル泊り)] 【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○300名山の中にはアプローチ道路の閉鎖で登れなくなる山があります。この冠山もそのひとつで、最悪なのは他の手段が無いことです。福井県と岐阜県を結ぶ国道417号は急峻な山岳道路の例に洩れず、大雨が降れば土砂崩れですぐに閉鎖されてしまいます(もちろん冬季は閉鎖)今回は事前に開通されているのを確認してきましたが、念のために前日にも再確認しました。
○ところが冠峠に向かう途中で雨脚は速くなり大粒の雨が落ちてきます『ここまで来て登れないなんて』一抹の不安を胸に秘めながらガスで霞む九十九折の急カーブを上がって行きます。峠に着くと更に強い雨が落ち気持ちがめげますが、まずは食事をして気を落ち着けましょう。○天に祈りが通じたか・・・奇跡的に雨が弱まりガスが流れます。取りあえずカッパの上下を着て出発します。晴れていれば峠から見えるはずの冠山は、残念ながら山頂付近が雲の中です。山頂ドームの下までは樹林に囲まれた尾根筋の小さなアップダウンです。ここからは開放的な岩場となり、ロープに頼りながら山頂を目指します。
○岩場の途中で夫婦を追い抜き山頂に立つと単独行が休んでいました「丁度今晴れてきたとことですよ」と明るく迎えてくれた若者に思わず和む隊長でした。先ほどまでの雨が嘘のように上がって、岩峰の山頂からは周囲に遮るもののない大展望が広がっていました。こんな幸運を頂いていいのでしょうか。
○山深い県境地帯に広がる緑の山並みと満々と水を湛える徳山ダムが印象的です。気持ちの良い風が上がってきますから、濡れたカッパはすぐに乾いてしまいました。いつまでも山頂でゆっくりしたいところでしたが、明日のために三重県に移動しなければなりません。後ろ髪を引かれるように下山を開始します。
○帰りに岐阜県側の林道から見た冠山の雄姿には驚かされました。150mの岩壁ドームが立ち上がる様は奥美濃の山とは思えない景観です。国道417号は徳山ダムの工事で真っ直ぐなトンネルに付け替えられて走りやすくなっていました。これで念願の冠山に登ることができ、あとは三重県の藤原岳に寄って帰るだけとなりました。
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