能郷白山

能郷白山の一等三角点


8/7(日) 奥三界山    
    8(月) 小秀山        
   9(火) 位山     ・   川上岳   
  10(水) 経ヶ岳   
  11(木) 能郷白山  ・   冠山   
  12(金) 藤原岳   


【行程】 8/11(木)ガス [大野4:01=(車)=温見峠5:30/5:57−能郷白山7:24/7:34−駐車場8:26/8:34=>冠山へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗




○能郷白山は越前と美濃の国境にあり国道157の温見峠から登ります。ところが国道は岐阜県側で土砂崩れのため不通です。幸い福井県側からは温見峠まで行けますので大野市からのアプローチとなります。本日の北陸地方は気圧の谷の通過で天気は良くありません。白いガスが立ち込める中で高度を上げて行きますが、時々パラパラと雨粒がフロントガラスを叩きます。


○峠にはゲートがありその先は通行禁止です(8Km先が崖崩れ)既に1台停車していますが駐車場がないので路肩に停めて朝食とします。天気が悪いのでカッパの上だけ着て出発いたします。下草が刈ってないので暑さ対策のレギンスは失敗でした(あとで恐ろしいことになります)


山頂にて(黒いレギンスが悲劇を呼ぶ!)○登山道は峠から始まります。急登を必死で登って行くとお花が咲く道となります。1400m付近で相棒が突然「アチッチッ」「どうした」「指を蜂に刺された。腹がシマシマの奴に・・」「そりゃアブだろう」(って、勝手にアブと決めつけるいい加減な隊長です)


○山頂が近くなると草原状となり高山ムードは高まりますが、生憎のガスで何も見えません。遅れがちな鴉天狗を前に出し後ろから励ましますが、あと400mの標識からが長く感じました。幻想的な乳白色の風景のなかを山頂に到着です。大きな三角点が真ん中に鎮座していました。


○帰りの道を間違いそうになり焦る隊長。やはりトップで無いと注意力が散漫となりますね。慎重に地図と磁石でルートを特定します。しばらくすると見覚えのある景色に一安心です。下りは一気ですが悲劇は何処に隠れているか分からないものです。お花畑を下っていると靴紐が解けているのに気づきます。締め直そうとしゃがんだところ・・・


○「アチッチッチッ」注射針を脚に突き立てられるような痛みが両足を襲います。蜂が何匹も脚に襲いかかって来ているじゃありませんか。レギンスの上から数か所も刺されました「こりゃ大変だ」靴紐どころの騒ぎじゃありません。蜂の群れが飛び回っているので10mほど転げ降ります。それでも一匹が執拗に追いかけて来ました。腹がグレーとクリームの縞模様の蜂です・・・相棒の言っていた奴でした。


○どうもトップが怒らせてセカンドが襲われるようです。それに加えて黒のレギンスが悲劇を生んだようでした。どうやら黒色は蜂に熊を連想させて攻撃的にさせるようです。それにしても数か所も刺されても無事だったとは(・・・隊長は超人のようです)


○下りで夫婦連れとすれ違っただけの寂しい山でした。まぁ天気が悪いので仕方がありません。それでも何とか無事に車にたどり着きました。ガスと蜂で散々でしたが、貴重な200名山のゲットでした。これで200名山は王手となりました。これ以上の天候の悪化が無いことを祈りながら冠峠を目指します。



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