小秀山

奥三界山から小秀山を望む(2011.08.07)


8/7(日) 奥三界山    
    8(月) 小秀山        
   9(火) 位山     ・   川上岳   
  10(水) 経ヶ岳   
  11(木) 能郷白山  ・   冠山   
  12(金) 藤原岳   


【行程】 8/8(月)曇りのち晴れ [御嶽高原6:29=(車)=白巣峠手前登山口7:36/7:46−フクロウ岩8:28−小秀山9:31/9:59−フクロウ岩10:35−駐車場11:04/11:18==王滝の湯12:09/12:35==高山15:00(ホテルα‐1高山バイパス泊り)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗




白巣峠手前の登山口(駐車場)稜線上のフクロウ岩 ○小秀山は岐阜県側の乙女渓谷から登られるのがポピュラーですが、歩行時間が7時間と長いので夏向きではありません。ネットで検索すると最近になって長野県側の白巣峠からの道が開かれたようです。それも往復4時間という美味しい話です。コースの詳細は不明ですが、地元の小学生が集団登山したというブログがありましたので、それほど難路ではなく何とかなるでしょう。



○そういうわけで王滝村の御嶽高原に宿をとります。ここは御嶽山への登山者が多いようですが、小秀山に登ると聞いて「小秀山?」どうも反応は良くないようです。それでも白巣峠については良く知られていました。本日のコースは時間が短いので宿で朝食を摂ってから登っても、午後から予想される雷雨の前には下山できるでしょう。



○滝越で森吉オートキャンプ場方面に曲がり狭い道を登ります。白巣峠まで舗装されていますから普通車でも問題ありません。峠の1Km手前に「小秀山登山口」の看板があり驚きましたが、とりあえず峠まで行ってみます。峠の向こう側はダートとなり岐阜県側に下りますが、ゲートで通行止めです。峠から小秀山への道を探しますが、笹が茂る斜面には踏跡はありませんし道標は影も形もありません。



○白巣峠からの道と聞いていたので、てっきり県境尾根を辿るものと勘違いしていたのでした。先ほどの登山口の道標まで下り駐車場に車を停めて、北側の尾根に取り付きます。カモシカ柵を潜り急登を150m登ると稜線です。そこから真っ直ぐ西に小秀山まで続く尾根筋に道がありました。しばらく柵沿いに歩き緩い登りで1536Pです。その先には緑の稜線上に白い岩が突出しているフクロウ岩があります。



1536Pから小秀山に続く稜線小秀山山頂の避難小屋○低灌木の尾根を登り作業道を分けると樹林帯の登りとなります。最後は右手に回り込むようにして山頂でした。誰も居ない山頂は薄いガスで展望はよろしくない・・・おまけに虫が多くて閉口です。真新しい避難小屋が奥にありますので、そこで休憩することにしましょう。入り口の階段に足を掛けたところで、小屋から単独行が飛び出してきました『まったく驚かせるじゃありませんか!』岐阜県側からこんなに朝早くから登ってくるなんて想定外です。



○先ほどはガスが掛かっていた山頂も再び訪れた時には陽が差す好天となりました。遥かかなたまで山並みが続く展望を独り占めし寛ぎます(虫も居なくなりました)この新しいコースは作業道を手直ししたものでいささか頼りありませんが、300名山を狙う我々にはノープロブレムです。これから情報が広まれば樹林帯の柔らかい地面は踏まれることで、しっかりした道になって行くことでしょう。



○帰りには王滝の湯に立ち寄ります。源泉100%掛け流しの本物のお湯です。途中からダートになり白巣峠への道より数段厳しいアプローチでした。12時からの開場でしたが先客は一人だけ、心行くまでお湯を楽しみます。高山に近づくと空は俄かに掻き曇り大粒の雨が落ち始めました。



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