奥三界山

小秀山から奥三界山を望む(2011.08.08)


8/7(日) 奥三界山    
    8(月) 小秀山        
   9(火) 位山     ・   川上岳   
  10(水) 経ヶ岳   
  11(木) 能郷白山  ・   冠山   
  12(金) 藤原岳   


【行程】 8/7(日)晴れのち曇り [たまプラーザ2:02=(車)=夕森公園上川林道ゲート6:15/6:33−吊橋6:59−丸野林道出合12:13−登山口8:43−沢9:19−奥三界山10:05/10:25−登山口11:19−丸野林道出合12:13−吊橋12:44−駐車場13:13/13:29==御嶽高原15:12(よっくんヒュッテN泊り)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗




川上川の吊橋は苔で滑り易い ○300名山も終盤になりますと東京から行きにくいところが残ります。岐阜県周辺はそういった地域で、ここ何回か出撃を繰り返しています。今回は夏休みを利用して残った8山を登り尽くそうという企画です。その中にはアプローチの道路がすぐに閉鎖されるという冠山も含まれています。天気と運を味方につけない限り一気の完登は難しいでしょう。ひとつでも取りこぼすと、わざわざの再訪が大変です・・・気合を入れてまいりましょう。


○午後から雷雨の予想でしたから家を朝の2時に出発し早朝アタックとします。夕森公園から川上林道を入るとキャンプ場の先にゲートがあります。すでに名古屋ナンバーが先着ですが、まだ車内で寝ています。我々は朝食を摂ったら出発いたします「ヘリで間伐材を運搬のため通行禁止」などと書いてありますが日曜日なので作業は無いでしょう。


○舗装された林道を半時間で山道に入ります。すぐに吊橋を渡りますが、湿った板に苔が生えて滑ること。隊長はとっさに立ち直りましたが、鴉天狗は同じところで尻餅をつきあわや急流へ(ちゃんと前を見てろよな!)


登山口手前の昇竜の滝○ここから急登が始まります。湿った山道でしたので汗をかきながら登ります。まだ気温が高くないというのに大変な消耗でした。ようやく丸野林道に出ると長い林道歩きです。右手前方に夕森山が整った形を見せていますが、はるか奥に滝を横切る林道が望まれます『あそこまで行くのか〜』石ころで歩きにくい林道を黙々と登ります。


笹原の山頂には木製の展望台がある○林道分岐から折り返すと崩れかけた森林軌道跡となります。岩がゴロゴロして歩きにくい上に草が茂ってズボンはびしょ濡れに。地形図ではすぐに終点のはずですが、なかなか着きません。林道終点にある作業小屋の裏が登山口となっています。急な木の階段を上り樹林帯の中で高度を上げてゆきます。


○笹原を登り右にトラバースして小沢を幾つか越えると、開けた沢型を登るようになります。ガイドブックには涸沢となっていましたが、結構な水量が流れています「これなら水も少しで良かったな」2L+ゼリーが肩に食い込みます。


○登り切ると樹林帯の緩いのぼりです。山頂は笹に覆われていますが、木製の展望台があり周囲の山々が望まれます。県境稜線に小秀山が眺められ、明日の意欲を燃え上がらせてくれました。それにしても暑さのためかコースタイムに比べて時間が掛かり過ぎです。参考にしている浜松夫婦が3時間10分なのに20分以上も余計に掛かってしまいました。


○ところが下りはもっと酷かった。上の林道を歩いている時に遠くの雷鳴が聞こえたので、それなりに急いだつもりだったのに・・・2時間のところを50分もオーバーとは(とほほほほ)それに加えて、隊長は2回も転びスボンが濡れたし、鴉天狗は泥の水溜りに尻餅です(情けなぁ〜)


○当初の計画より大幅に時間が掛かりましたが、何とか午後の早い時間に戻ることができました。行動中には恐れていた雷雨には遭いませんでしたが、国道を走っている時に滝のような雨となり、追われるように御嶽高原のペンションに向かいました。まったく運が強い登山隊です。それにしても登山者の少なさはどうしたことでしょう。本日は山の中で出会ったのは夫婦1組と単独行だけでした。登山口に着くまでが2度の林道歩きで大変な山ですから、猛暑に登るところではありませんね。



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