蒜山

蒜山高原から上蒜山を望む(2011.07.17)


7/16(土) 扇ノ山   ・  那岐山 
   17(日) 吾妻山   ・  道後山 
   18(月) 蒜山


【行程】 7/18(月)曇り時々雨 [蒜山H5:45=(車)=上蒜山スキー場5:54 /6:03−槍ヶ峰7:05−上蒜山7:32/7:48−中蒜山8:23/8:33 −フングリ乢8:55−下蒜山9:46/9:52−雲居平10:12−犬挟峠10: 40/10:53=(タクシー3330円)=駐車場11:07/11:20==高原 の湯11:27/12:27==米子空港13:50/15:35=(ANA818) =羽田17:10/17:30=(バス)=たまプラーザ18:27]
【メンバー】 隊長




○昨日までの山は登り甲斐の無いものばかりでした。そこで蒜山は中国地方を代表する 名山だし、出来れば縦走したいという思いです。本日は台風6号の影響で山にガスが掛 かり、炎天下の登山が避けられますから、少しは骨のある山歩きを試みたいものです。 駐車場に着いたら誰も居ない・・・昨日はあんなに混んでいたのに?(少し早すぎたか な)


中蒜山には立派な山頂標識と避難小屋がある○牧場から登山口周辺にはマムシに注意の看板があります。ガイドブックには『ストッ クで足元の草を分けながら歩こう』などと書いてあります(昨晩読んだのでは遅すぎる って)ストックを持参しなかったことを強く後悔いたしました。目を皿のようにして注 意深く進みます。おっかな吃驚でしたが、何とか無事に危険地帯を通過いたしました。


○登山口からはいきなりの急登で腰が抜けそう。それでも暑さが感じられないので、順 調に高度を稼いで行きます。槍ヶ峰の三角点から上はガスが掛かって何も見えません。 涼しいのは良いのですが、濡れた笹がズボンを濡らし気持ちが悪い。


下蒜山の登りから中蒜山・上蒜山を望む○上蒜山の山頂は樹木に囲まれて展望はありません(もっともガスで何も見えませんが )「これが200名山の山頂?」まともな山頂標識もない寂しい頂でした。時間も早い ので三角点まで行ってみましょう。200mぐらい笹を分けます。胸まである笹は刈っ てなく足元が見えません、おかげで全身びしょ濡れとなってしまいました。貴重な三角 点を写真に収めて帰ります。


○上蒜山に戻り携帯を見ると「なでしこJAPANが優勝!」ですって。信じられない 快挙です。朝のニュースでみのもんたが勿体ぶって結果を喋らないので、てっきり負け たと思って宿を出たのでした(今どきBSの入らないホテルなんて・・・おまけにTV はアナログだし)


○中蒜山へは下りは鎖場がある厳しい道ですが、登りは笹原となり展望の良いところで す。天気も持ち直し、正面の中蒜山がガスの中から現れました。山頂には避難小屋があ り、その先が頂上広場です。こちらは如何にも山頂という感じで整備されています。き っと地元では中蒜山がメインなのでしょう。ここまで順調に来ましたので、ここで下山 せずに縦走を続けることにいたします。携帯がつながるので犬狭峠にタクシーを11時 に呼びます。


雲居平から下蒜山の険しい下りを振り返る○下蒜山への道は大きく下ってから登り返します。タクシーの時間に余裕を持たせまし たから、お散歩モードに変えてペースダウンです。下蒜山の登りで3人組に出会いまし た。お互いに本日初めて会った登山者でした。健闘を称えあってエールを交換します。 でも少し呑気に歩きすぎました。目算を誤りなかなか山頂が近づきません。最後には気 合を入れてしまいました(情けなぁ〜)


○下蒜山の山頂はベンチのある気持ちの良い場所です。休んでいると反対側から2名登 場です。暗くなり雨が降り始めたので下山を開始します。下から吹き上げる雨粒を受け ながら、ロープ・鎖が続き緊張の連続でした。岩場では登ってくる登山者と多数すれ違 います。こちらは人気のスポットなんですね。雲居平から振り返れば、ピラミダルな頂 に向かって急な登りが手に取るように見え、登山者の黄色いカッパが風にはためいてい ます。


○強い雨が降り出しましたが、5合目から下は樹林帯の中で雨の影響はありません(樹 って凄いなぁ)急な階段を下ると犬狭峠です。東屋があるのでここでタクシーを待ちま すが、約束の時間前に到着したので離脱いたします(上蒜山の登山口駐車場まで333 0円)道路の真ん中に黒い獣が佇んでいました・・・「カモシカ?」「イノシシです」 ブヒッ!


高原温泉から三山の眺め○蒜山の上・中・下の全山縦走は夢でした。でもこの暑さの中でしたから、計画では上 ・中だけの縦走を予定していました。ところがなでしこ効果の早起きと台風による天候 悪化が奏功して、思わぬ完全縦走を成し遂げました。アップダウンが大きく歩き甲斐の ある縦走路でしたが、変化に富んだ登山道は飽きることがありません。


○帰りには休暇村にある高原温泉(天然ラドン温泉)に立ち寄ります。お風呂からは蒜 山三山が眺められ『あそこを縦走したのだ!』と満足感に浸ります(料金は500円と リーズナブル)ついでにご当地B級グルメの蒜山ヤキソバを賞味しますが・・・これは 大外れ!(700円もするのに不味い)こうして3日間で5座のお忙し300名山巡礼 は無事に完了いたしました。



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