大門山

木々の間に大門山を望む


6/11(土) 大門山   ・  白木峰 
   12(日) 大日ヶ岳  ・  鷲ヶ岳  


【行程】 6/11(土)曇りのち晴れ [たまプラーザ4:24=(車)=ブナオ峠11:05/11:17−大門山12:27/12:45−ブナオ峠13:24/13:35==>白木峰へ]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗




夢にまで見たブナオ峠、この先は通行止 ○残念ですが6月19日に1000円高速が終了することになりました。そこで登山隊は未練がましく梅雨空の合間を縫って出撃いたします。太平洋側は雨ですが日本海側は午後から回復するとの予報を信じて、雨の中を4時出発といたします。ところがR246が渋滞で鴉天狗が来ない・・・30分遅れの旅立ちとなりました。


○大門山はブナオ峠まで県道で上がり、1時間強で登れるお手軽300名山です。でもこの道路はすぐに不通となり、1年を通じて開通している期間があまりありません。ブナオ峠までは7Kmですから歩けない距離ではありませんが、出来るものなら楽をしたい登山隊です(情けなぁ〜)今までに2回訪れましたがゲートは固く閉ざされていました。合言葉は『ゲートが開いているのを見たら、何が何でも突っ込むべし!』・・・果たして3度目の正直となるか?


○雨の東名は交通渋滞とは無縁でした。途中でバケツをひっくり返したような大雨となり、大幅にスピードダウンです。まことに前途多難でしたが天気予報を信じてひたすら西へと向かいます。ところが白川郷辺りから天気は急回復し、トンネルを抜けると青空が覗くほどになりました。


○問題のゲートは解放されていました。喜び勇んで突撃ラッパとともに突入いたします。暗く湿った道で緊張感は高まりますが、カーブを重ねて高度を稼いで行きます。ブナオ峠には数台の車が停まっていました。この先はゲートがあって行き止まりです。熊鈴を鳴らしながら10名ほどの団体が峠の向こうへ消えて行きます・・・どちらへ向かうのでしょうか?


山頂からは大笠山と笈ヶ岳が望まれる大門山山頂にて○峠からは良く整備された道を登ります。急坂には丸太の階段が設けられています。雨の後なのでカッパの下を着ましたが、笹も刈られていて必要ありませんでした。山頂直下に雪が少々残っていましたがノープロブレム。途中でパラパラっと雨が落ちてきたので心配しましたがすぐに止みました。でもガスが濃いので展望は諦めることになりそうです。


○ところが誰も居ない山頂にたどり着くと、ガスが流れ予想に反して周囲の山々が望まれます。まず大笠山と笈ヶ岳が目に飛び込んできました。両山とも苦労して踏跡を残しただけに感無量です。反対側には人形山が雲海の上に顔を覗かせています。出発間際にまたガスが広がり・・・本当にツイてるね。


○山の中では往路と復路で一人づつ単独行とすれ違っただけの静かな山でした。ブナオ峠に上がってきた人々は、どうも山菜取りが狙いのようでした。先ほど出発した団体が戻って来ていて話が聞けました。登山隊は車に戻ると着替えもそこそこに素早く離脱いたします。こみ上げる登頂の喜びを噛みしめる間もなく、GWに敗退した白木峰に向かいます。



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