猿ヶ馬場山

白川郷から猿ヶ馬場山を望む


5/3(火) 野伏ヶ岳 
   4(水) 猿ヶ馬場山  
   5(木) 笈ヶ岳 
   6(金) 金剛堂山


【行程】 5/4(水)快晴 [道の駅白川郷5:50=(車)=荻野町駐車場5:56/6:10−宮谷林道7:50−1528P9:05−帰雲山9:54−猿ヶ馬場山11:14/11:49−帰雲山12:22−宮谷林道13:33−駐車場14:15/14:27==白川の湯14:31/15:20==白山自然保護センター17:43(泊り)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗




○白川郷の朝は早い!朝の6時にもかかわらず荻町駐車場は次々と車が到着します。我々も車を奥に入れて出発です。合掌造りで有名な明善寺の前を通り林道に出ると6人パーティに出会いました。なかなか人気の山のようです。15分ぐらい林道を進み左に折れると雪道となります。次第に高度を上げて行くと、今度は前方にガイド付き11名の大パーティが出現しました。途中から直登ルートを取る人も出ますが、我々は雪に埋もれた夏道を忠実に辿ります。

1528PにはNHKの電波塔がある(帰雲山にも)○宮谷林道に出合うと左に進みます。すぐに赤布があり残雪期ルートの入り口です。例年より雪が多いのでこちらを通りましょう。明確なトレースが付いていますから迷う心配はありません。いきなりの急登でしたが雪は緩んでおり、キックステップで支障ありません。ゆっくりと高度を稼いでいると後方から来た高齢の2人連れに抜かされてしまいました(情けなぁ)

山頂のシラビソに標識が架かる○帰雲山へは結構な登りです。シラビソ平を過ぎると三角点に向かって最後の登りです。ここから山頂までは長かった〜。前方の白い丘の上で休んでいる登山者を認めますと、俄然脚に力が入ります。ようやく辿りついた頂からは周囲の白い峰々が望まれます。正面には真っ白な白山が青空に映えています。

○帰りは往きのトレースを辿り順調に下ってきたのですが、帰雲山から先行者に釣られてワサビ田への急な下りに入ってしまいました。ザクザクと急斜面を大股で下り先行者に並びます「こんな急斜面通りましたっけ?」独り言をつぶやきながら呑気に追い抜きました。

○だいぶ下ってから「おーい、道が違うぞー」上から聞こえる鴉天狗の掛け声に慄く隊長。地形図を広げ慎重に検討した結果、稜線を外れて急降下していたことが判明しました。正しい尾根筋へトラバースいたします。道を間違えたショックと雪をラッセルして急速に消耗する隊長。トップを譲って一息つきます。先ほどの単独行はそのまま下って行きました。

○今度はトレースを外さぬよう慎重に下ります。でも宮谷林道出合からは夏道を外れてザクザクと直降いたします。白川郷は観光客で溢れ返り登山者は場違いな異邦人です。駐車場に戻ったら隣は先ほど真っ直ぐに下って行った単独行でした。彼は登りでもあそこを通ったそうです・・・どうりで付いてこないはずです。「昨年は笈ヶ岳に登ってヘロヘロでした」貴重な情報ありがとう(って、不安になるぜ)

○白川の湯で2日間の汗を流し中宮温泉を目指します。白山スーパー林道が開通していれば山を越えてすぐですが、閉鎖されていますので金沢まで大きく迂回するより方法がありません。何とか明るいうちに自然保護センターの駐車場に到着です。思ったより車の数は多くありません。高齢2人連れの隣に停めますが・・・何だか嫌な予感が!



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