二岐山
ブナ平の先の湿原から二岐山を望む
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【行程】 8/10(火)晴れ [帝釈山から=>二岐温泉林道登山口12:53/13:03−ブナ峠13:49−二岐山14:40/14:53−ブナ峠15:23−登山口15:51/16:04==黒谷18:05「民宿まがりや」(泊り)]
【メンバー】 隊長、林道の鴉天狗
○鴉天狗号のアホナビに翻弄されつつ、何とか二岐温泉林道の登山口に着いたのは午後1時でした。34度Cを越える猛暑の中を登ることになります。下山して来た夫婦が「これから登るの?ここは八丁坂、あすなろ坂、男岳坂とか坂ばかりの山で大変だったよ」「・・・・」(う〜ん、坂の無い山なんてあるのかい?)内心では悪態をつきながら出発です。
○いきなりの八丁坂は堪えました。噴出す汗は止まることを知りません。熱中症対策として水分補給を心掛けながら、いつもより休みを多く取るようにいたします。ブナ平の辺りで平地となり、その先の湿地帯から望まれる山頂は、立ちはだかる壁のようでした・・・隊長は思わず溜息。
○汗一杯で男岳坂の急登を上りきると、傾斜は緩くなりシャクナゲの潅木帯となりますが、なかなか山頂に着きません。普通ですと空が見え始め明るくなるとすぐに山頂となりますが、そういう意味では未練がましく潔い山ではありません。
○待望の頂からは360度の大展望ですが、日射がきつくとても立っていられません。写真を撮ったらシャクナゲの小さな影の中で身体を丸めて休みます。ハァハァ、ゼィゼィとなかなか息が整いませんが、水を大量に摂取して体温の低下を促します。
○下りはフラフラでしたが、汗を流しながら1時間で駐車場に戻りました。確かに眺望に優れる名山でしたが、急坂の多い低山ですから、盛夏の登山は如何なものでしょうか。とくにここ3年ほど東北地方の暑さは厳しいものがあります。
○ここから2時間かけて只見の民宿に向かいます。着く直前に夕立があり、夜半にかけて雷雨となりました。涼しくて良く眠れましたが翌日の天気が心配な隊長でした。黒川の民宿「まがりや」は100年以上前の村長さん宅を改造したもので、1日に2組しか客を取らない手厚いサービスの宿です。料理も美味しくて大当たりでした。
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