大楠山

衣笠山から大楠山を望む


【行程】 3/27(土)晴れ [鷺沼6:14=(東急・JR)=逗子7:34/8:13=(京急バス)=前田橋8:40−大楠山10:04/11:17−衣笠城跡12:25−衣笠山13:15/14:25−衣笠14:58/15:01=(京急バス)=横須賀中央15:22/18:22=(京急・東急)=鷺沼19:41]
【メンバー】 隊長、リベンジ八兵衛、林道の鴉天狗、ガンジー




○今年もKHC仲間のお花見ハイキングが三浦半島で挙行されました。今回はガンジー君を加えて蒼々たるメンバーです。ところがトレイルランの若者集団が群がる逗子駅前では、登山隊のくすんだ中高年姿は何やら哀れを誘います。鴉天狗のI-podは補聴器にしか見えませんし、バージョンアップした八兵衛さんの太腹はユニクロパンツでXLとか。こうなったら新隊員ガンジー君の悟りきった風貌に期待したいと思います。

○前田橋でバスを降り100m進むと前田川です。川沿いに遊歩道が整備されていますから、コースリーダーの八兵衛さんはそちらを選択いたしますが・・・昨晩の雨で水量を増した川を遡行するのは如何にも無謀です。川の流れの中に板張りの歩道が設置してあり、飛び石伝いの渡渉点がいくつもあって前途多難です。案の定、少し進むと飛び石が流れに沈む場所があるじゃありませんか!防水の利かない隊長の靴は一瞬にして中まで水浸しです(情けなぁ〜)

山頂の電波塔の下には満開の菜の花畑が広がる○川筋から離れると穏やかなハイキングコースですが、晴天にも拘らず他にハイカーの姿は見えません。登りになると一気にペースの上がる八兵衛さんには先に行ってもらい、ゆっくりとした歩調で歩きます(結局はすぐに追いつくのですが)休みを1本取って1時間30分で大楠山でした。手前の電波塔の下には黄色い菜の花が満開です。山頂の展望台からは360度の展望と周囲の海が眺められます。

○まだ10時と早いのですが昼食といたします。野良猫が寄ってきて盛んに餌をねだります。目つきの悪い猫なので躊躇しましたが、優しいガンジー君が食べ物を与えたら・・・手のひらを咬みつかれてしまいました(恩を仇で返す不届きな奴め!!)コーヒーを沸せば昔話に花が咲きますが、長休みを切り上げて先に進みます。

○急な階段を下り、ゴルフ場の脇を通って進みます。昼に近づくと擦れ違うハイカーの姿も増えて参ります。横横道路を跨ぐと衣笠城跡は近い。大善寺脇の階段を登ると木々に囲まれた衣笠城跡です。温かな陽射しを浴びて桜の花が咲く台地では花見客が休んでいます。大善寺に戻って舗装道路を下り始めますが・・・「どうも道がまちがっているようだ」鴉天狗の的確な指摘に慌てて地図読みです。

衣笠山公園の桜○急な坂道をかなり下って来ましたので戻るのは大変です「何故もっと早く指摘しないんだ」とは、とんだとばっちりでした。コースに戻り裏山を道路まで下ってから上り返すと衣笠山です。山頂の展望台からは大楠山からの道が望まれます。この後は衣笠山公園の桜を楽しみましょう。全体ではまだ1分から2分咲き程度ですが、木によっては綺麗な花が見られ、気の早い花見客は酒盛りの真っ最中です。登山隊もビールとおでんでまったりいたします。

○衣笠駅付近には店が少ないのでバスで横須賀中央に出ます。流石に土地柄です。昼間から一杯呑み屋は満員でした。宴会は3時間以内でとの注意書きに従い、ホッピーのジョッキを傾けるメンバーの顔は輝いています。すっかり出来上がった隊長は何処をどうやって帰ったのか、帰巣本能の命じるままに何とか無事に帰宅いたしました。定年までのカウントダウンが近づきましたが、リタイア後の計画を語り合うのも楽しいひと時でした。



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