芝丸山

西側から芝丸山を望む


【行程】 12/8(火)快晴[芝公園12:10−SE12:12−芝丸山12:15/12:18−S12:20−芝公園30]
【メンバー】 隊長




雑木林の奥に小高い丘が望まれる ○先日「文化放送」に生出演しましたが、その時のディレクター氏が「近隣の低山について知っていますか?」と声を掛けてきました。全国を股にかけてきた隊長も、お膝元の東京についてはそれほど詳しくはありません。赤羽根橋のそばにある古墳で「夜に行ったら山頂で蚊に喰われた・・・晩秋なのに(とほほ)」とのこと。帰ってからネットで調べると芝公園内にある丸山古墳のようです。


○浜松町で昼一番のアポがありましたので、昼休みを利用して訪問しましょう。都営地下鉄三田線の芝公園駅を上ると目の前が芝公園です。目指す芝丸山は公園の西端にありますから日本庭園を奥に進みます。都会とは思えないほど武蔵野の面影が残る林の中を歩いて行くと、やがて木々の間から前方に丘が望まれるようになります。山を巻くように造られた右手の階段を、落葉を踏みしめながら登ります。


山頂広場には伊能忠敬の碑がある○階段を上がると小さな神社と広場がありました。更に北側には小高い丘があり、階段が続きます。山頂にも広場がありモダンな碑が建っていました『伊能忠敬測量偉功表』でした。周囲の樹林が濃く展望はありませんが、木々の上から東京タワーや隣りのプリンスホテルが望まれ大都会を感じさせます。


青空を背景に立つ東京タワー○この芝丸山古墳は5C後半の前方後円墳で、自然の地形を利用して台地の西端に造られたものです。全長106mで都内最大級の古墳だそうです。ただ後円の頂頭部は削られて平になっています。


○下りは西側の路を南下し、隣の芝プリンスホテル敷地から古墳を望みます。思いのほか立派な外観に驚かされました。帰りには芝東照宮を通り芝生の広場に出ます。ここからは真っ青な空にスクッと立つ赤と白の東京タワーが目に沁みます。こちら側からも丸山への登山道がありましたが、南側からのアプローチの方が趣を感じられました。


○今回は思わぬ切っ掛けで芝丸山の存在を知り、無事に登ることができました。でも東京にはまだまだ未登の低山が沢山あり、隊長に征服されるのを首を長くして待っています。これからも幅広くリサーチして、低山徘徊を続けてまいりますので、声援をよろしく(って、何のこっちゃ)



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