守門岳・浅草岳

稜線から守門岳を望む


【行程】 10/31(土)快晴 [たまプラーザ3:30=(車)=大原登山口7:30/7:44−布引ノ滝分岐8:30−田小屋分岐9:23−守門岳10:08/10:28−田小屋分岐10:55−布引ノ滝分岐11:32−登山口11:56/12:02==ネズモチ平12:29/12:34−登山口12:55−c126013:44−前岳14:29−浅草岳14:40/14:46−c125515:18−ネズモチ平16:00/16:11=(車)=民宿「才七」(泊り)]
11/1(日)晴れのち曇り[大白川8:32==中子沢温泉「羽川荘」9:25/10:11==たまプラーザ14:35]
【メンバー】 隊長



【守門岳】
大原スキー場から守門岳を仰ぐ ○紅葉を見に守門岳に行って来ました。高速の渋滞を警戒して早出をしたのですが、順調に流れとんだ肩透かしでした。ところが上越トンネルを抜けると、真っ白な濃霧が前方に立ちはだかります。ここまで120Kmで飛ばしてきたのですが、視界が20mでは流石にスピードダウンです。小出ICからはR252を只見線に沿って福島県境に向います。

○明るくなるとともに霧は消え、次第に周囲の山々の紅葉が鮮やかに浮かび上がります。大白川から大原スキー場の奥に狭い舗装路を進むと登山口でした。10台くらい停められるスペースに数台駐車中です。思いのほか早く着いたので、もしかしたら本日中に浅草岳にも登れるかも知れません。3人組みが出発して行きますが、まずは焦らずに朝食を摂りましょう。

○少し進んで布引ノ滝への路を分けます。その先で右の尾根に取り付く地点を見逃してしまい、そのまま沢形の地形を直進してしまいました。ちょっと注意力が衰えてきたのでしょうか、単独行なので散漫な集中力では危険です。枯葉に埋もれた涸沢に踏跡は無く、気が付いた時には50mくらい高度を上げていました。でも地形図を読むと尾根筋まで強引に直登すれば正規のルートに合流しそうです・・・

○まったく何を考えているのやら、判断力の低下を嘆く暇もありません。次第に急になる沢筋に両手・両足を総動員して這い登ります。最後の泥壁は何度か跳ね返されながら必死で攀じ登りました。気温が上り始めたので万全の防寒体制は裏目となり、噴出す汗は止まりません。上部で登山者の声が聞こえますが、恥ずかしくて声が上げられない隊長でした。ようやく出た登山道はエデシの少し上部でした。

○ようやく快適な尾根筋の急登ですが、先ほどの道迷いで体力を使い切り超スローペースです。いつもの3倍は消耗したのではないでしょうか、この調子では本日の2山は難しいでしょう(情けなぁ〜)傾斜が緩くなると小沢を渡り、三ノ芝で田小屋からの路を合わせます。ここからは正面に守門岳を仰ぎながら、色づいた草原の中を一歩一歩近づいて行きます。

守門岳から浅草岳を望む○気持ちの良い山頂からは360度の展望ですが、この温かさで遠方には霞が掛かります。正面には浅草岳が大きな山容を見せ、越後三山や上越の山々が連なります。せっかく持参したテルモスですが、この暑さでは冷たい飲み物が咽に心地よく無用の長物となりました(・・意地でココアを嗜む隊長)

○帰りは順調に下りますが、登ってくる登山者が11時には途切れてしまいます。この季節は皆さん早いのですね。エデシ尾根から覗く山麓はキラキラと輝く錦秋の絨毯です。往きに間違えた分岐を確認すると赤布がありました『どうして気付かなかったのかなぁ?』・・・不思議です。駐車場に着いたらまだ12時前じゃありませんか、これなら浅草岳にも登れそうです。素早い離脱でネズモチ平を目指します。


【浅草岳】
○守門岳から転進した隊長はネズモチ平の駐車場を目指します。エコミュージアムの先は細いダート(一部舗装)となり奥まで進みます。120台駐車できる大きな駐車場に到着です。「→桜ソネ」と記載のある林道のゲートから出発します。暫く進みエアリアマップ(97年版)と照合しますが記述と一致しません、こうなると道に自信がありません。

○仕方が無いので駐車場まで戻り、トイレ棟にある地図で確認しました。どうも駐車場が手前に新設されたようです。こんなことで貴重な時間を15分も浪費してしまいました。結局、林道を10分でネズモチ平の登山口でした。ヌカルミ状態の道を進むと沢を2本渡り本格的な登りとなります。次第に傾斜を増す登山道は濡れて滑りやすくロープも設置されるようになります。

○1時半ぐらいに最後の登山者と擦れ違いました「ここから急降下だ」との言葉で救われる隊長でした・・・『ふっふっふ、この先の傾斜は大したこと無いな』1250mぐらいで急登が一服し、振り返れば眼下に広がる紅葉と駐車場が眺められます。再び急な登りを経て笹の中の刈り分け道を登ると前岳でした。

前岳から浅草岳を望む○ここからは草原の中を木道が山頂直下まで続きます。秋の午後の日差は柔らかく、時おり草原を吹き抜ける風は凉を呼びます。この美しい山頂付近をまさに独占状態です。ところが朝からの激登で余力がありませんから、情けないことにザックをデポして山頂を目指します。

浅草岳の山頂○山頂からは周囲の展望が優れます。先ほど登った守門岳が青空に堂々の影を見せてくれました。眼下の田子倉湖が蒼い水を湛え、周囲の紅葉が映えます。本当に気持ちの良い山頂でしたが、名残は惜しいのですが短時間で山頂を後にいたします。下りはストックを出し慎重に脚を運びます。途中から熊が恐いので呼子を吹きながら歩きます(まるで北海道みたいです!)

○何とか4時に駐車場に到着です。広い駐車場には車は2台だけで、1台はコーヒーを飲んでいました。今日の宿は大白川の民宿「才七」です。宿に着くと奥さんが「守門・浅草のどちらを登ってきなさった?」「両方とも」「ひゃー」・・・どうも隊長は見た目よりは健脚のようです。

○茸尽しの夕飯は美味しくて腹一杯ですが、茸汁とコシヒカリの新米と聞いては食べない訳にはまいりません。蛙腹になってご馳走様でした。これで6500円は絶対にお値打ちです。地酒の緑川も端麗で結構な味でした。翌日は寒冷前線の通過が予定され、雷注意報が出て昼から暴風雨とか。鄙びた温泉にでも浸かって帰りましょう。

○今回の遠征は天気予報に怯えて行動を早めましたので結果はオーライでした。しかし人気の200・300名山ということで、少し舐めて掛かったところがありました。情報収集面での準備不足もあり迷う場面があって、大いに反省いたしました。やはり単独行の時は余裕を持って行動し、迷った時には安全策をとることが肝要と感じました。



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