金剛山・大和葛城山

御所駅から大和葛城山を望む


【行程】 11/14(土)小雨のち晴れ [たまプラーザ5:16=(東急・横浜市営地下鉄)=新横浜5:38/6:00=(ひかり493)=新大阪8:15/8:21=(大阪市営地下鉄・南海)=河内長野9:16/9:30=(南海バス)=ロープウエイ前10:03−ちはや10:11/10:30=(ロープウエイ)=こんごうさん10:36/10:41−勇出岳11:06−国見城跡11:21−水越峠12:38−大和葛城山13:36−さんじょう13:43/14:00=(ロープウエイ)=とざんぐち14:06/14:08=(タクシー)=近鉄御所14:19/14:25=(近鉄)=京都15:56/16:04=(京都市営地下鉄)=北山16:19/16:23=(タクシー)=平八茶屋16:30(泊り)]
【メンバー】 隊長



ダイヤモンドテレールの立派な道標 ○恒例の京都同窓会への出席を兼ねて関西遠征です。始発の新幹線を使っても登山開始が10時過ぎとなりますから、ここはありがたくロープウエイを利用することといたしましょう。前線の通過に伴い天気が悪く、真っ白なガスの中をゴンドラは上昇して行きます。同乗のお客は東京からバスで来た賑やかな団体でしたが、関西在住の方々はこんな天気にわざわざ来ませんて。

○雨はほとんど降っていませんから傘の必要はありません。山頂駅からは路が縦横にありますので案内板を見ながら慎重に前進します。お客の居ないみやげ物屋は暇そうです。何とかダイヤモンドトレールに出ると、あとは一本道ですから安心です。軽自動車が走れるような広い道を北上すると展望台がありましたが、ガスで視界が無いのでは登っても仕方がありません。

○暫く進むと右に「一等三角点」の分岐がありましたので立ち寄って参ります。坂道を登ると電波塔の奥に勇出岳の三角点がありました。誰も居ない寂しい山頂です。分岐に戻って先に進むと鳥居があり、ここで金剛山頂への道が分かれます。最高点は葛城神社の裏にありますが聖域のため立入禁止です(そういえば京都の愛宕山もそうでした)

国見城跡の山頂はガスの中○その先に国見城跡があり一般的にはここを金剛山の山頂としています。ここは歩いて登ってきた登山者で混みあっています。毎日登山・千回登山のメッカとか・・・大阪平野の展望が良いとのことですが、ガスで何も見えません。時計の付いた標識の横で写真を撮ったらとっとと戻りましょう。先ほどの鳥居の分岐に戻り水越峠への路を下ります。

○ここからは本格的な山道となり、木で土留めした急な階段が続きます。下ってゆくうちにガスは薄くなり、木々の間から大和盆地が望まれました。約40分下ると川を渡り林道に出ます。そこから5分で「金剛の水」でした。冷たい水が咽を潤し生き返ります。時々陽射しがあり青空が覗く天気となりました。

○水越峠からは急な登りの階段状の登山道となります。息が上った所で一本とりますが、21分で標高差230mですから、あと30分で山頂までの215mは何とかなりそうです。樹林が切れ草原状の登りとなりますが、思ったように脚があがりません。振り返れば紅葉に包まれた金剛山が望まれます。残念ながら山頂付近には雲が掛かります。

大和葛城山の特徴ある山頂標識○国民宿舎の脇を通りひと登りで山頂でした。ガイドブックでよく見る山頂標識が待っていました。誰も居ない山頂からは眼下に街並みが広がります。先を急ぐ旅ですから景色もそこそこに退散いたします(夕刻までに京都の宿に入らなければなりません)下山は登山道が崖崩れで通行止めなのでロープウエイを利用します。

○天気はいまひとつでしたが、金剛山から大和葛城山を結ぶダイヤモンドトレールの静かな山旅を堪能いたしました。今宵は創業430年の古都の老舗「平八茶屋」で同窓会です。釜風呂で汗を流しながら、積もる話に花が咲きます。繊細な京料理に舌鼓を打ち、舞妓さんの踊りに酔う宴は異次元の世界でした。



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